みんなで学ぶ

2023年10月30日
    全校11人となった今年度。各クラスや各学年の授業も充実させようと取り組んでいますが、いろいろな考えにふれる機会というのは、どうしても少なくなってしまいます。
    そこで、全校での学活や道徳などを設定して、みんなでいろいろな考えを出し合いながら授業の内容や活動が充実するように工夫しています。
    金曜日は、道徳主任による全校道徳。共通した教材文から、いじめや友達について考えました。
    「友達のよいところを見つけるには、どうするとよいかな」「本当の友達とはどういう友達だろう」などの発問に対して、子供たちはどうだったでしょうか。
    クラスでは2,3人で進めることもある道徳の時間。なかなかいろいろな意見や考えは出にくいものですが、浮森班の5,6人や全校の11人がいれば、たくさんの意見が出てきました。
    それぞれの良さを認めながら比べていき、自分にとって価値のある考えに気付いたり、自分の考えでよかったと再確認したり、考えが変わったりしたことを通して、学習を深めることができたのではないかと思います。
    また、今日は5・6年生が中心となって、全校学活を行いました。テーマは「シン・メディアルール」です。
    自由参観日に実施した情報モラル講座や、5・6年生が先週参加した3小合同学校保健委員会で学んできたことをもとに、今のメディアルールを見つめ直してみました。
    現在の浦川メディアルールは、5年くらい前に上級生を中心に全校学活を通して作成しました(そのときの体育館での様子を思い出しながら、今日の子供たちの様子を見ていました)。今の6年生が、まだ1年生だった頃。ほとんどの子は、ルールがあるからなんとなく守ってきたり、最近はちょっと意識が薄れてしまってきたりしているという状況かなと思います。
    5,6年経てばメディアそのものが変化し、当時はなかったアプリや機能、使い方が生まれています。一人1台タブレットなどもまだまだ先と思っていました。子供たちや保護者のみなさんのメディアについての意識も変化していると思います。反対に、新たな課題や問題も出てきています。
    子供たちが、メディアとの関わり方や影響、生活リズム、健康面など、さまざまな見方で自分事としてとらえ、自分の生活を見つめ直していくための良い機会になったのではないでしょうか。
    みんなで考えたシン・ルールの中には「家族と話し合って決める」という部分もあります。今日5・6年生が紹介してくれたいろいろな視点から、メディアとの関わり方についてじっくりとお子さんと考えていく機会にしていただけたらと思います。
    また、今回はメディアを使わない過ごし方についても意見交換をしました。散歩や読書、家族との時間など、いろいろな過ごし方を紹介し合っていました。こういう時間を充実させていくというのも、一つの方法ですね。