【学校行事】第1回避難訓練【地震・土砂災害編】~命の守り方を知ろう~(校長の話)

2024年4月12日
     今日の訓練では、地震が起きたときに、安全に避難する方法を確認したり「お・は・し・も※」の約束を守りながら避難したりしました。(※お:押さない、は:走らない、し:しゃべらない、も:戻らない)
     わたしたちは、なぜこのような訓練をするのでしょうか?
     それは、私たちが住んでいる浜松市は、南海トラフ巨大地震という大きな地震が起こる可能性があると言われているからです。大きな地震がきても、ここにいる全員が、自分の命は自分でしっかりと守ることができるようにするために、訓練をするのです。
     では、地震が起きたとき、どのように自分の命を守ればよいのでしょうか?
     地震が起きると、物が落ちてきたり、物が倒れてきたり、物が移動してきたりします。そして、物が体に強くぶつかって大きなけがをしてしまったり、物が頭に強くぶつかって命を落としてしまったりする場合があります。
     だから、地震から自分の命を守るためには、物が落ちてこないところ、物が倒れてこないところ、ものが移動してこないところで、頭と体を守ることがとても大切です。
     さて、この地図を見てください。西都台小学校がある地域の地図です。この地図は、何を表しているか分かりますか?
    この地図は「土砂災害」が起こるかもしれないところを表している地図です。
     土砂災害とは、山やがけがくずれたり、くずれた土砂が雨水や川の水と混じって流れてきたりする災害のことです。大きな地震が起きたり大雨が長く続いたりしたときに土砂災害が起こる可能性があります。
     さて、西都台小学校には、この土砂災害に注意しなければならない場所があります。どの場所か分かりますか?
     そうです。西都台小学校の上運動場の南側にあるがけです。ブランコがある近くの場所です。土砂災害が起こるかもしれないときには、早く、がけから遠くにはなれることがとても大切です。だから、今日の避難訓練では、上運動場の南側からなるべく離れた場所にある西見寺に避難をしました。
     この後、それぞれの教室で今日の訓練を振り返り、いつ、どこで大きな地震が起きたとしても、ここにいる全員が、自分の命をしっかりと守ることができるためにはどうすればよいかについて話し合ってください。
     また、今日学校から帰る時に、通学路に危ないところはないかを確認したり、家にいるときに地震が起きた時、どのように家族の命を守ればよいかについて話し合ったりしてみてください。
     大切なみなさんや家族の命を、未来に繋げるために!!