5月12日(木) ダンゴムシ教室が行われました。
笠井幼稚園は、自然豊かな幼稚園であるため、ダンゴムシがたくさんいます。
子供たちにとってダンゴムシは、身近で興味ある生き物です。
そのような環境の中、もっとダンゴムシに興味をもったり見方を広げたりしてほしいという願いの下、行われたのです。
この教室では、ダンゴムシの足の数や雄・雌の見分け方、生物分類等を教えてもらいました。
「足は14本もあるんだって!」「ダンゴムシは、カニやエビの仲間なんだって」と驚く年中さん。
「ダンゴムシの足は、生まれてすぐは16本だけれど、皮を脱ぐと14本になるんだ」「ダンゴムシは、1歳になると、もう大人になるんだ。じゃあ、すぐ大人になっちゃうんだね」「カニやエビの仲間だから湿った場所がいいんだ。だから暗い所にいるんだね」と、変化や生態に気付いたり、理論づけたりしていました。
このような気付きや考え方が、この1年間の育ちと言えますね。
また、特殊なケースに入れて、ダンゴムシを観察したり細いひもの上をはわせたりしました。
本日13日は、見た感動を絵画で表現ていました。後日展示しますね。お楽しみに!!
ダンゴムシ教室を経て、子供たちのダンゴムシに対する見方が変わってきました。
というのも、昨日の教室の中で、「この時期、ひっくり返すと、お腹に赤ちゃんを抱えているお母さんがいる」ということを教えてもらったのです。
今までは、上から見るだけであったのに、今日はひっくり返して見ていました。
「あっ・・・!!!!!!! 赤ちゃんがいる」と先に発見したのは、年中さんでした。
その声に気付いた年長さんも、自分たちの飼育ケース内を確認すると・・・・・・「赤ちゃんがいる!!」
両学年ともに、赤ちゃんが産まれていたのです。
日常の遊びの中で、他学年との関わりがある笠井幼稚園なので、隣りのクラスの声や様子は、すぐ分かります。
年長さんは、年中さんの姿から、自分たちのものは・・・?と調べる姿になったのです。この「自分から調べること」は、学習意欲につながりとても大切なことです。
互いに育ち合う笠井幼稚園。これからも、子供たちが、主体的に学び合っていけるような保育を創り上げていきます。