2022年5月

  • 年少さんが育てているトマトが、実を付け始めています。
    何でも興味をもつのが年少さん。
    先日、青い小さなトマトを取ってしまった子がいました。
    クラスの先生が、「青い実は、まだ取らないでね」と伝えていました。
    後日、職員室で仕事をしていると、何やらかわいい年少さん3人の声が外から聞こえてきました。
    耳を澄ましていると、「これは、青い実だから、とっちゃいかんじゃんね」「これもトマト」「これもトマト」
    「すごい!年少さんでも、しっかり教師の話が伝わっているんだ。でも、この場所にトマトはないのに・・・」と思いながら職員室から出て、子供たちのところにいくと・・・「フユサンゴソラナム」が植えられている鉢を見て、「トマト」だと思ったようでした。しかも、表示札があるものは、「トマト」で、表示札が無いものは「トマトじゃない」と言うのです。
     
    確かに、青い実はあるけれど、茎の伸び方は全く違う。年少さんは「青い実」に反応し、先生の言葉通り、取ってはいけないと考えたのです。しかも、自分たちが植えたトマトのプランターには、絵表示札が刺さっていました。
    よく子供に、「何回言ったら分かるの?」と話す大人の姿を目にします。つい、言いたくなる気持ちも分かります。ですが、年少さんの分かる・感じるはこのようなものです。指導したことで「青い実は取ってはいけない」ということが分かったように、教えることも大切です。気長に繰り返しですね。
    また、笠井幼稚園では、青い実をとって口に入れ誤嚥することのないよう、ビニールを掛けておきました。
    ちょっとした工夫で、「ダメ」と言わずに済みますね。
    これからも、トマトの成長を楽しみにしながら、収穫できる日を楽しみにしていきます。
  • 5月24日(火) 今日は、リトミックの先生にお越しいただき、活動を楽しみました。
    年長さんは「海賊」をイメージした表現遊びをしました。
    「静かに歩かないと、海賊に見つかっちゃうよ!」の言葉とその雰囲気に合ったピアノの音により、すっかりイメージの世界に入り込んでいました。歩く際、足音を立てないよう、つま先から床につけている子、人差し指を口に持って行き、「シーッ」というジェスチャーをしている子等、その子が感じた「海賊に見つからないように静かに歩く」を表現していました。
    また、自分たちが海賊船になって遊びました。2人乗り用、3人乗り用。
    途中、嵐が来ました。すると、子供たちの船は、大きく揺れていました。友達とイメージを共有することで、その楽しさを感じているようでした。
    幼児期にイメージを膨らめることは、とても大切なことです。イメージの世界に入り込むことで、言葉数が増えたり表現力が豊かになったりしていきます。
    リトミックだけでなく、絵本や素話、ままごと遊び等も同じ要素を含んでいます。子供たちの学びを豊かにするためにも、今夜、1冊でいいので絵本を読んであげてくださいね。
  • 砂や土に関わって

    2022年5月20日
      5月19日(木) 暑いくらいの良い天気となりました。
      笠井幼稚園では、朝から元気な声が響き渡っていました。
      飛び出してきたのは、年中組さん。早速、砂遊びを始めました。
      掘ったり水を流したりしていたのですが、そのうち、じゃぼーん!!
      「わあ!気持ちいい」
      その声に、周りにいた子たちも参加。
      水を流す子もいれば、水たまりの中での感触を楽しむ子もいました。
      水に浸かる子が増えたことで、「狭いから、広くしよう」と子供から声が挙がりました。年長組ならば「広くする」という、共通の目的をもって取り組んでいくところですが・・・。そこは年中組。掘る子もいれば、他に興味をもち、その場を離れる子もいました。
      そこで、教師の出番です。
      掘る子たちの仲間に入り、「さあ、掘るか!」「あと少しだね」等と声を掛け、楽しい雰囲気づくりをしていくと、他の場所に行っていた子も戻ってきて、掘り始めました。
      更に、今度は、掘ったところに落ちないようにと「ジャンプ!!」
      自分たちで遊びを展開し始めた姿を、担任は微笑みながら見届けていました。きっと1年後は、先生がいなくても、自分たちで遊びを楽しんでいくことでしょう。楽しみです。
      また、年少組さんも、土山に登ったりダンゴムシを探したり等、好きな遊びを先生と一緒に楽しんでいました。
    • 5月12日(木) ダンゴムシ教室が行われました。
      笠井幼稚園は、自然豊かな幼稚園であるため、ダンゴムシがたくさんいます。
      子供たちにとってダンゴムシは、身近で興味ある生き物です。
      そのような環境の中、もっとダンゴムシに興味をもったり見方を広げたりしてほしいという願いの下、行われたのです。
      この教室では、ダンゴムシの足の数や雄・雌の見分け方、生物分類等を教えてもらいました。
      「足は14本もあるんだって!」「ダンゴムシは、カニやエビの仲間なんだって」と驚く年中さん。
      「ダンゴムシの足は、生まれてすぐは16本だけれど、皮を脱ぐと14本になるんだ」「ダンゴムシは、1歳になると、もう大人になるんだ。じゃあ、すぐ大人になっちゃうんだね」「カニやエビの仲間だから湿った場所がいいんだ。だから暗い所にいるんだね」と、変化や生態に気付いたり、理論づけたりしていました。
      このような気付きや考え方が、この1年間の育ちと言えますね。
      また、特殊なケースに入れて、ダンゴムシを観察したり細いひもの上をはわせたりしました。
      本日13日は、見た感動を絵画で表現ていました。後日展示しますね。お楽しみに!!
      ダンゴムシ教室を経て、子供たちのダンゴムシに対する見方が変わってきました。
      というのも、昨日の教室の中で、「この時期、ひっくり返すと、お腹に赤ちゃんを抱えているお母さんがいる」ということを教えてもらったのです。
      今までは、上から見るだけであったのに、今日はひっくり返して見ていました。
      「あっ・・・!!!!!!! 赤ちゃんがいる」と先に発見したのは、年中さんでした。
      その声に気付いた年長さんも、自分たちの飼育ケース内を確認すると・・・・・・「赤ちゃんがいる!!」
      両学年ともに、赤ちゃんが産まれていたのです。
      日常の遊びの中で、他学年との関わりがある笠井幼稚園なので、隣りのクラスの声や様子は、すぐ分かります。
      年長さんは、年中さんの姿から、自分たちのものは・・・?と調べる姿になったのです。この「自分から調べること」は、学習意欲につながりとても大切なことです。
      互いに育ち合う笠井幼稚園。これからも、子供たちが、主体的に学び合っていけるような保育を創り上げていきます。
    • 5月11日(水) 今日は、未就園児サークル「こあら組」がありました。また、入園説明会も同時に開催されました。
      室内に用意されたままごとやウレタン積木等で、たっぷりと遊ぶ姿が見られました。
      入園説明会では、笠井幼稚園の良い所を卒園児や在園児のお母さんから聞いたり子育ての悩みを互いに情報交換したりして、和やかな雰囲気に包まれていました。
      初めて参加されたお母さん方も、子育てをする仲間として、楽しく会話をしていましたよ。
      入園説明におきましては、今日お越しになれなかった方は、6月22日(水)もありますし、都合の合わない方は、ご連絡いただければ、個々に対応させていただきます。
      こあら組は、よちよち歩きから未就園までの親子が対象です。学区外の方も大歓迎です。来園方法におきましても、園にご相談していただければ、お伝えさせていただきます。
      園庭開放も、14:30~16:00 毎日実施しています。
      笠井幼稚園の良さを、ご自分の目や心で感じとっていただけると嬉しいです。
    • 5月10日(火)年中・年長組さんが、園近くにある「なかやす牧場」に牛を見に行ってきました。
      片道30分かかる道のりでしたが、牛を見ることができる喜びから、足取りは軽やかでしたよ。
      そして牛舎に到着。
      すぐ目の前には、大きな牛たちが勢ぞろい。
      その大きさに驚く年中組。白と黒の模様があることやしっぽが長いこと等に気付いていました。
      一方年長組は、牛には歯がないことや、餌を長い舌ですくい口を横にずらしながら食べること、体の模様は、みんな同じでないこと等、細かいことに気付いていました。
      このように同じ物を見ても、気付きがこんなにも違うんですよね。この1年の差は、大きいですね。
      更に年長組は、自分から、牧場の方に質問開始。
      「牛は、どんな時に鳴くの?」「耳の所についている物は何?」等次々に質問していきました。
      感動体験がより興味を高め、「もっと知りたい」という意欲になります。
      「わからないことは、聞いたり調べたりする」これが、小学校に行った時の学習する力となるのです。
      また、なかやす牧場で、アイスクリームを買ってきました。
      もちろん、留守番をしていた年少組さんの分もありましたよ。
      あまりにもおいしくて、みんな、笑顔がいっぱいあふれていました。
      食後、牛の絵を描いていたのは、年長組さん。
      今回は、どんな作品になるのかな?楽しみです。
    • 5月11日(水)未就園児サークル「こあら組」を10:00~11:00の日程で開催します。
      対象児は、よちよち歩き~就園前のお子さんで、親子でご参加いただける方となります。
      予約は不要ですが、参加される方は、年間の保険料として、1世帯あたり200円をいただきます。
      また、対象児より小さなお子さんを連れてきてくださっても結構ですが、保険の対象とはなりませんので、あらかじめご承知おきください。
      園には駐車場がないため、徒歩または自転車でお越しください。ただし、事情のある方は、相談に応じますので、幼稚園へご連絡ください。
      たくさんの方々の参加をお待ちしております。
    • 5月9日(月) 連休が終わり、いよいよ本格的に保育が再スタートしました。
      笠井幼稚園は、お家の方と一緒に登園してきています。
      安全を意識しながら登降園できるようにと、年3回交通教室を実施しています。
      本日、浜松東警察署の交通指導員さんから、道の歩き方を教えてもらいました。
      自分の命に係わる大切な教室です。
      真剣に聞いていますね。
      講話の後、年少さんは、親子で園庭に作られた横断歩道を渡りました。
      交通教室初回にも関わらず、自分で安全を確かめる子もいました。
      年中・年長さんは、友達と一緒に、実際の道路を歩きました。
      年中・年長組さんになると、歩く経験が積み重なっているため、歩行の仕方や左右の確認が上手だなと思いました。
      止まってしっかり手を挙げること、自分の目で左右の確認をすること等、安全な歩行のための態度が身に付いていました。
      徒歩登降園をすることで、自然に身に付いていく交通ルール。
      小さい頃からの積み上げは、とても大切です。
      「自分の命は自分で守る」この意識が子供たちの安全教育につながっていきます。
      登園時から教育は始まっています。教師の代わりとなる保護者の方々、これからも、安全を意識しながらお子さんと一緒に幼稚園へお越しください。