3歳児さんが、泡遊びを楽しんでいました。
スプーンですくっては別の容器に入れたりボールの中で石鹸を泡立てたりしていました。
この遊びの中にも、たくさんの学びがあり、おもしろいなと思いながら、子供の遊ぶ様子を見ていました。
教師が用意した石鹸水に、自分から関わったり友達の姿から自分もやってみたりする姿。まさに、自主性の芽生えですね。
「楽しい」と感じた時、ほんの一瞬ですが、友達とほほ笑み、楽しさを共有している姿。人と人との関わりの第1歩と言えるでしょう。
一方で、友達が持っている物がほしくて、言葉で伝えられず黙って取ってしまったことによるトラブルもありました。
そのような3歳児ではありますが、いろいろな経験をしていく中で、思考力や表現力等も変わってきます。
これは、5歳児の石鹸遊びの様子です。
石鹸をおろし金を使って小さくし、泡だて器でクリーム状にしていました。
角が立つ程にまで泡立てていく集中力は、凄まじい!!
ここにたどり着くまでには、水の量が多かったり泡立て時間が短かったりして、毎日毎日苦戦しながら取り組んでいたのです。
そして教師は、あえて色水づくりと泡づくりのコーナーを近くにして、互いが刺激し合えるようにしました。
黄色の色水を作った子が、泡を求めてきました。「できた!ビール」
そうなんです。この頃の年長児は、「本物らしく」にこだわるのです。本物らしく作れるように容器や色を選択していきます。
また、紫の色水を作った子は、泡を入れると紫から水色に変化することに驚いていました。化学反応ということはわからないにしても、変化することが楽しくて、友達にその発見を伝えていました。
ものの関わり方や用具の使い方、人への関わり方等、3歳児・5歳児との違いを今回のブログでお伝えさせていただきました。
同じ石鹸遊びですが、内容は全く違います。
自分から関わりたくなるような環境の準備やたっぷり遊び込める時間の確保等、幼児期に育てたい内容をしっかりと抑え用意する笠井幼稚園だからこそ、自主性やコミュニケーション能力、言葉による伝え合い、思考力、豊かな表現力が育っていくのです。
学びの多い笠井幼稚園、ぜひ、足を運んでみてください。子供たちの生き生きと遊ぶ姿をご自分の目で確かめてください。お待ちしております。