先生の話もよく聞いているね

2022年5月25日
    年少さんが育てているトマトが、実を付け始めています。
    何でも興味をもつのが年少さん。
    先日、青い小さなトマトを取ってしまった子がいました。
    クラスの先生が、「青い実は、まだ取らないでね」と伝えていました。
    後日、職員室で仕事をしていると、何やらかわいい年少さん3人の声が外から聞こえてきました。
    耳を澄ましていると、「これは、青い実だから、とっちゃいかんじゃんね」「これもトマト」「これもトマト」
    「すごい!年少さんでも、しっかり教師の話が伝わっているんだ。でも、この場所にトマトはないのに・・・」と思いながら職員室から出て、子供たちのところにいくと・・・「フユサンゴソラナム」が植えられている鉢を見て、「トマト」だと思ったようでした。しかも、表示札があるものは、「トマト」で、表示札が無いものは「トマトじゃない」と言うのです。
     
    確かに、青い実はあるけれど、茎の伸び方は全く違う。年少さんは「青い実」に反応し、先生の言葉通り、取ってはいけないと考えたのです。しかも、自分たちが植えたトマトのプランターには、絵表示札が刺さっていました。
    よく子供に、「何回言ったら分かるの?」と話す大人の姿を目にします。つい、言いたくなる気持ちも分かります。ですが、年少さんの分かる・感じるはこのようなものです。指導したことで「青い実は取ってはいけない」ということが分かったように、教えることも大切です。気長に繰り返しですね。
    また、笠井幼稚園では、青い実をとって口に入れ誤嚥することのないよう、ビニールを掛けておきました。
    ちょっとした工夫で、「ダメ」と言わずに済みますね。
    これからも、トマトの成長を楽しみにしながら、収穫できる日を楽しみにしていきます。