今日の熊切は、抜けるような青空が広がっています。
そして、ツクツクボウシが、夏の終わりを告げるように鳴いています。さびしげに・・・
さて、先週は、
お盆休みを利用して帰郷した卒業生のみなさんや、
地域のみなさんをお迎えする「ホームカミング・ウィーク」でした。
期間中、優に200人を越える来校者がありました。
・・・今週、ツクツクボウシの声がさびしく聞こえるのは、
先週の校内がとても賑わっていたからかもしれません。
「浜松」ナンバーとともに、市外ナンバーや県外ナンバーが、駐車場に並んでいました。
受付簿にお名前を書きながら、以前の来校者を確認される方がたくさんいました。
そして、知り合いの名前を見付けると、「○○さんも来たんだ。」とつぶやかれ、
できれば会いたかった・・・という顔をみなさんされるのでした。
「私、放送委員だったんだよ。昔はここが放送室だったよね。・・・。」
と、校舎内を回りながらお友達と思い出話に花を咲かせる方。
「お父さんが子どものころには、ここが児童会室でね。・・・。」と、
わが子にご自分の小学校時代の話を聞かせる方。
なかよしホールに並べたアルバムを開きながら、担任の先生の話で盛り上がる方。
校舎内を見学した後、
校舎や「きぼう」の像、100周年の記念碑「遙かなる我が道 逞しく進まん」の前で、
家族やお友達と記念写真を撮られる方。
親子でブランコに乗ったり、遊具で遊んだりする方。
運動場をぐるっと回ったり、築山付近でくつろろいだりする方。
「昔、よくやったよね。今でも乗れるかな?」と、
去年、川副さんが寄贈してくれた三角木馬に挑戦する方。
・・・みなさん久しぶりに訪れた熊切小を、思い思いに過ごされていました。
また、帰りがけには、職員にたくさん声をかけてくださいました。
「福岡さんから案内をいただいたので来てみました。来てよかった。」
「アルバムの中に自分の写真を見付けて、一気に当時の記憶がよみがえりました。」
「自分たちの卒業製作の作品が残っていて、感激しました。」
「運動会にも、ぜひ来ます。(一緒に来たお友達に)絶対来ようね。」
「閉校すること、知らなかったんです。今日たまたま来て・・・。でも、来られてよかった。」
「今度の『とびっきり!しずおか』、必ず見ます。」
「県外に住んでいるから『とびっきり!しずおか』見られないけど、実家で録画しておくように頼んでおきます。」
「本当になくなってしまうんですね。さびしいですね。」
・・・・・。
そして、なかよしホールの寄せ書き用横断幕には、
来校されたみなさんの思いが、いっぱいにあふれていました。
多くのみなさんにご来校いただけたこと、心からうれしく思います。
お話をしてみなさんの思いを感じ、また、寄せ書きに込められたみなさんの思いを知り、
切なさが募ります。
ぜひ、運動会にも、多くのみなさんのご来校をお待ちしています。
今回来られた方も、来られなかった方も、「ぜひ運動会へ行こう!」と、
同級生やご近所の方に声をかけてください。呼びかけてください。
本校最後の運動会、大いに盛り上がるように、みなさんのお力添えをお願いいたします。