6月に入りました。
太公望たちがアユを求めて、朝早くから気田川や熊切川を訪れています。
今日は全校朝会でした。
校長先生のお話を紹介します。
・・・・・正門を入って、その正面にある石碑「遙かなる我が道 逞しく進まん」。
この言葉を書いた当時の校長先生は、
「この碑は、いつもみなさんのご活躍を期待し、この丘の上から静かに見守っています。」
と、百年記念誌に書き記しています。
40年前に熊切小の子どもたちに、先生方や保護者のみなさんが期待したことを、
この石碑に書いたのでしょう。
これから先、みなさんには、希望に満ちた明るい未来があります。
時には絶望の断崖に立ち、あきらめざるを得ないようなときもあるでしょう。
でも、そのときこそ、粘り強く、たくましく、自分で決めた道を突き進んでください。
・・・「逞しく進まん」には、こんな思いが込められているのです。
みなさんの口から、時々「無理、無理」と、
挑戦する前からあきらめるような言葉が出てきます。
「遙かなる我が道 逞しく進まん」の言葉を思い出して、
粘り強く頑張ってみましょう。
石碑の隣にあるのは、「きぼう」の像です。
百年記念誌には、当時の5年生が、次のような作文を書いています。
・・・昭和46年、校門のところに三校合併記念に、「きぼう」の像が建てられた。
ぼくは朝晩、「今日も一日頑張ります。」と、帽子をとって挨拶をしている。・・・
みなさんも、この少年の姿を見たら、
「今日も一日頑張ろう!」という気持ちになってほしいものです。
ちなみに、この少年のモデルは「尾崎さん」という実在する方だそうです。
平成5年には、新館が増築されました。
新館の壁画には「希望の朝」が描かれています。
これは、校歌を作詞した山下竹二先生がデザインされたものだそうです。
壁画に込められた思いを、閉校までにみなさんと考えてみたいと思います。