命について考える日 ~校長ver.~

2023年6月19日
    先週の命について考える日では、人権擁護委員さんによる人権教室を開催したり、各クラスで命や人間関係づくりにつながる内容の道徳の授業を行ったりしました。
    今日は6月の会礼。校長からの話は、いろいろな数字から命について考える内容でした。
    話の内容は大きく2つ。
    1つ目は、生まれてくる命の数の違いから考えさせていました。
    日本の出生率から考えると、人間は、子供1人もしくは2人の家族がほとんどと言えます。一方で、一度に何百という卵を産む生き物もいます。その違いは何でしょう?
    親が子の命を守り、つなげていくというのが大きな違いではないでしょうか。子供がけがや病気のときは看病するなど、親は自分のことは後回しにして、子供のために精一杯です。そうやって守られてきた大切な命。自分の命も、周りの人の命も大切にしていかなければいけません。
     
    2つ目は、514人という数字。これは、令和4年度に自ら命を絶った児童・生徒の人数です。
    なぜ大切な命を自ら絶ってしまうのか、そうならないために何ができるかを、グループで話し合いながら考えました。
    嫌なことははっきり伝える、いじめをしない、何かあったら相談する・・・など、たくさんの意見がありました。
    こうした活動を続けていくことが、命を大切にしていく気持ちにつながってくれればと思います。会礼、道徳の授業、人権教室、ほかにもいろいろな形で、命につながる取り組みを続けていきたいと思います。