2023年

  • 2学期終業式

    2023年12月22日
       1年で最も長い2学期の79日が、今日で終わります。終業式では、各学年の代表生徒が、反省と3学期・新年の抱負を立派に発表しました。校長先生の式辞では、途中ネットで検索した動画の視聴も含め、「成功の反対は挑戦しないこと、失敗は成功へたどり着くために方向の誤りを教えてくれるもの、失敗を恐れずチャレンジし続けよう」というお話しがありました。年末年始は、節目として各自今年を振り返り、新年の決意を固める機会を必ずもってほしいと思います。
    •  またまた理科の授業にお邪魔しました。この日は2年生が「生物の体のつくりとはたらき」の単元で、これまで学習したことを実際の生物を用いて確認しようと、イカの解剖にチャレンジしました。ネット上にはあらゆることについて、画像や動画も含めて情報があふれています。しかし、やはり「実物に触れる」ことに勝るものはありません。1人1杯のイカが用意され、解剖図と見比べて悪戦苦闘しながら様々な部位について確認していました。例えば肺に過酸化水素水をかけると、色が黒くなりました。これは水溶液中の酸素にイカの血液中の成分(人間でいうヘモグロビン)が反応したから、とのこと。「実物に触れる」ことの持つ強みをまざまざと見せつけられました。しかし一方で、ICTがなければできなかったこともあります。視覚的に、あるいは嗅覚的・触覚的に、生き物の解剖に強い苦手意識を持つ生徒もいます。今回はその対応として、リモートにより理科室で取り組む解剖の様子を複数のカメラでとらえ、別室でオンラインで観察し学習をする、という方法も選択できるようにしました。同時双方向性というICTの強みが遺憾なく発揮されていました。お邪魔した私にとっても、新たな発見がたくさんある、とても刺激的な授業でした。
    • 後期生徒会SSA

      2023年12月20日
         後期生徒会によるSSA(佐久間中生徒会アクティビティー)が行われました。今年度の前期は地域貢献を目的として花壇整備を行いましたが、今回は他学年との親睦を深めて「かかわる力」を伸ばすことを目指し、2つのレクをやりました。1つめはジェスチャーゲーム。グループ内で交代で出題者となり、他のメンバーに当ててもらえるよう、必死にジェスチャーをしました。2つめはドッジボール。途中からボールが2つ、最後には3つになって不意打ちを食らう生徒も。どちらも好プレー・珍プレー続出で、学年を超えて親睦を深められました。企画・運営をした生徒会の皆さん、ありがとうございました。
      •  3年理科の授業を覗いてみました。この時間から「地球と宇宙」という単元、地学分野のいわゆる天体の内容に入りました。宇宙の成り立ちなどについて説明を受けたあと、今後の学習で活用する、ネット上で起動するアプリを操作してみました。これは、時間や場所を入力すると、その時間・その場所で見える天体の様子が、瞬時にディスプレイに表示されるという興味深いものでした。地球のまわりを周回する人工衛星も示されていました。佐久間はもともと星が見やすく、特に冬は空気が澄んでいて、天体観測にはもってこいです。理科の授業で学習したことを、冬の夜の天体観測に生かせるといいですね。
      • いよいよ冬本番

        2023年12月18日
           12月初頭に一度ぐっと冷え込んだ時期がありましたが、その後は12月と思えない暖かな日が続いていました。しかし昨日から列島が寒波に包まれたのに合わせ、佐久間も再び冬本番を思わせる寒さとなりました。今朝は校内でこの冬初めて氷が張っているのを見かけました。今週金曜日には2学期が終わります。寒さに負けないよう体調管理をしっかりとして、元気に2学期を締めくくってほしいと思います。
        •  今週は12月としては暖かく、過ごしやすいですね。昼前の温かな日差しに誘われて、校舎から出てみると、体育館から元気な声が…。覗いてみると、1・2年生の保健体育の授業で、バドミントンをやっていました。みんな楽しそうにゲームをしていました。最後の写真、真ん中のコートのサイドには、保健体育の授業以外ではよく見かけるお姿…、そう、ALTのイフェ先生です。イフェ先生は、英語の授業以外でも、常に生徒とフレンドリーに接してくれています。このときには、審判をやりながら得点をカウントしていました。3年の授業では、コートに立って生徒と対戦していたとのこと、しかもなかなか上手だったらしい…。完全にシャッターチャンスを逸しました。すべての先生と、すべての生徒が、垣根なく親しく交わることができる。これも佐中の良さの一つです。
        • ダジャレ昆虫図鑑

          2023年12月14日
             佐中の職員室入口の横には、保健関係の掲示板があり、三井先生がその時々の健康維持・増進に関するいろいろな情報を掲示してくれています。そこに最近張り出されたのが… 「ダジャレ昆虫図鑑」!! ちょっと変わった生き物たちが紹介されていて、その様子を知ると、冬を楽しく過ごすヒントが得られるとのこと。さっそく3番を見てみると、表紙にはカタツムリらしきものが描かれている、でも渦巻き状の殻の代わりに、こたつが載っかっているような… 表紙をめくって解説を読んでみると、生き物の名前は「こたつむり」!! その生態は、外へ遊びに行かず、こたつでゴロゴロ… こたつむりのような不健康な生活にならないよう、適度に外で元気に遊びましょう、という戒めが込められているわけです。他の番号のものも、生き物に関するダジャレを交えて、冬を元気に生きる教訓がちりばめられています。さて、最後の写真、7番の図鑑の表紙には、ある昆虫が焦って課題に取り組んでいる様子が描かれています。もうこの昆虫の名前はお分かりですね。新年の1月9日始業式前日の夜、こんな姿にならないように気をつけたいですね!
          •  1月25日(木)に行われるSTリサイタルに向けて、生徒は発表で提示するプレゼンや資料づくりに追い込みをかけています。先生にプレゼンを見てもらってアドバイスをもらったり、当日手に取ってもらう絵本を製本したり…と、それぞれ今進めるべきことに力を入れていました。そんな中、プレゼンにグラフを載せている生徒もちらほら。地域貢献に向けて、いろいろな人の意見をアンケートで集め、それをグラフにして示すことで、より説得力のある発表にしようと工夫していることがうかがえます。1学期に行った、データサイエンス講座が生かされていますね。本番に向けて、時間を有効に使って頑張ってほしいと思います。
          •  より楽しく分かりやすい授業、より生徒に資質・能力が身につく授業を目指して、先生方も日々研修を重ねています。月曜日は、藤田先生が社会科の授業を先生方に公開しました。生徒は、身のまわりにあるものの生産地を確認し、アジアでつくられたものが圧倒的に多いことを知り、そこから探究したい課題を設定し、解決に向けて仮説を立てるところまで学習を進めました。次時以降は、仮説を検証するために、様々な資料を収集するようです。ひと昔前とは違い、「教え込まれる」のではなく、「自ら学び取る」形へと、授業の形態は変わってきています。各生徒もそれを生かして、更に資質・能力を高めてほしいと思います。
          • 佐久間中の昼休み

            2023年12月11日
               期末テストや、そのあとの県や市の学力診断調査も終わり、各教科の提出物も大詰めの段階。出し終えている生徒は、三者面談中で放課も早く、ちょっとはゆったりとした時間に戻りつつある、そんな日々でしょうか。昼休みの生徒の様子をぐるっと回って見てきました。校長室では、3年生が校長先生から数学の計算問題の解法についてレクチャーを受けていました。体育館に行ってみると、2・3年生がバドミントンに興じていました。2年の教室では、タブレットで検索した画像をもとに、作業をする生徒の姿。1年の教室では、リモート参加の友達と会話。人数は少ないですが、思い思いの過ごし方は、いろいろな形があるものですね。「自律した姿」を垣間見ることができました。