2年理科「生物の体のつくりとはたらき」の授業

2023年12月21日
     またまた理科の授業にお邪魔しました。この日は2年生が「生物の体のつくりとはたらき」の単元で、これまで学習したことを実際の生物を用いて確認しようと、イカの解剖にチャレンジしました。ネット上にはあらゆることについて、画像や動画も含めて情報があふれています。しかし、やはり「実物に触れる」ことに勝るものはありません。1人1杯のイカが用意され、解剖図と見比べて悪戦苦闘しながら様々な部位について確認していました。例えば肺に過酸化水素水をかけると、色が黒くなりました。これは水溶液中の酸素にイカの血液中の成分(人間でいうヘモグロビン)が反応したから、とのこと。「実物に触れる」ことの持つ強みをまざまざと見せつけられました。しかし一方で、ICTがなければできなかったこともあります。視覚的に、あるいは嗅覚的・触覚的に、生き物の解剖に強い苦手意識を持つ生徒もいます。今回はその対応として、リモートにより理科室で取り組む解剖の様子を複数のカメラでとらえ、別室でオンラインで観察し学習をする、という方法も選択できるようにしました。同時双方向性というICTの強みが遺憾なく発揮されていました。お邪魔した私にとっても、新たな発見がたくさんある、とても刺激的な授業でした。