中ノ町地区は昔、天竜の山から伐採された木が天竜川を下り、この町に運ばれてきたいわゆる「木の町」です。今でも、木工屋さんがあったり「材木町」という町名があるのは、そのような歴史があるからなんですよ。
中ノ町幼稚園は、木の町にふさわしく、普段の保育の中でも、積み木で遊ぶことが多くあります。
2月17日(木) この日は特別に、浜松市立中ノ町幼稚園特色化推進事業のひとつとして、たくさんの積み木をお借りし、遊びました。
広い遊戯室に、まず、講師の足立先生が、ドームの土台を作ってくれました。「続け!!」とばかりに、子供たちも積み木を積み上げていったのです。
自分の身長程高く積み上げたところで、今度は、出入り口を作ってもらいました。
じっとその様子を見つめます。
そして、途中、崩れてしまうこともありましたが、中に入ることができました。
その後は、自由に、友達と家や動物等を作っていきました。
正方形や三角をふたつ組み合わせながら大きな三角を作る、組み合わせ方が、さすが年長!!
考えながら慎重に取り組んでいました。
年長になると、自分の作りたいものがあって、いろいろな形の積み木をイメージに即しながら上手に構成していきます。
また、色板やカラー球体が出てくると、色の美しさからたくさん集める年中さんに対し、「キリンの餌にするから」と緑の球体のみ使用する年長さんの姿がありました。同じものに関わる中でも、年齢によって、大きく違うなと感じた瞬間でした。
そして、最後には、こんなにすごい町が出来上がりました。
もちろん、年少さんも、楽しみましたよ。先生と一緒に並べたり友達と積んだり。集中力や構成力は、遊びの中で培われます。
翌日も、お借りした積み木で遊びました。年中・年長さんは、講師の足立先生から教えてもらったドームに挑戦!!
積み木は、崩れても何度でも挑戦できる「学びの教材」です。また、来年もこの活動を取り入れていこうと思います。