投網は難しい・・・

2014年10月22日
    校庭や山の木々の葉っぱが色付いてきました。
    「こたつ、出したよ。」「うちも。」「先生は?」・・・そんな会話も聞こえてきます。
    秋の深まりを感じます。

    さて、年間の計画では、今日、「落ちあゆ甘露煮体験」を行うことになっていました。
    長蔵寺自治会館付近の熊切川で、投網であゆをとり、
    それを奥野養魚場さんに持ち込んで、甘露にしていただく・・・という体験活動。
    ところが、天候や川、あゆの状況から、それができなくなりました。残念!

    そこで、計画を変更して、体育館で「落ちあゆ講座」を行いました。
    講師は、「つり体験」でもお世話になった大畑さんと沢口さん。


    まず、この時期のあゆについて、教えてもらいました。


    ナイフでおなかを開くと・・・


    メスのおなかから卵、オスから白子が出てきました。


    「へぇ~、知らなかった。」


    次に、群れているあゆをつかまえるための投網について、教えてもらいました。


    開いたときの大きさが違ったり、網の目の大きさが違ったり・・・。
    「いろんな投網があるんだね。」


    「結構、重いんだね。」


    「このめがねをかけると、水の中のあゆがよく見えるんだよ。」
    「ぼく、かけてみたい。」


    「おじいちゃん、そのために、このめがねを使っていたんだね。」


    「でも、いつも川の中のあゆが見えるわけじゃないんだ。
    大雨が降った後は、川がにごるだろう。
    川の水の量が増えると、あゆは川の脇に寄って、流されないようにするんだ。
    そういう場所をねらって、投網をうつこともあるんだよ。」


    次に、名人による投網の実演。


    続いて、子どもたちも挑戦。


    まず、愛奈さん。


    お見事!きれいに投網が広がりました。


    さらに、史也くんも・・・。


    その後、2つのグループに分かれて、名人の指導のもと、投網をうってみました。


    テニスボールをあゆに見立てて・・・。


    「なかなか思うように、広がらない。」


    伸哉先生も挑戦しました。「どうだ!」


    熊切川で、実際に投網をうつことはできませんでしたが、
    貴重なお話をうかがったり、投網をうつ体験をさせていただいたり、
    大変有意義な時間となりました。
    大畑さん、沢口さん、ありがとうございました。
    (つづく・・・)