いい話し合いができました!

2014年5月28日
    昨日、市教委指導課の畠山先生がお見えになりました。
    そして、熊切っ子たちが授業で活躍する様子を見ていただきました。

    3時間目は、2・3年生の道徳「朝ねぼうの とのさま」を中心に・・・。
    「朝ねぼうの とのさま」は、「ふるさと 春野の伝説」にもある、田河内の伝わるお話。


    朝寝坊をしてしまったために領地を減らされてしまう田河内の殿様の気持ちを考えて、
    自分のあやまちは素直に認め、改めていこうという心を育たい
    ・・・というのが、この授業のねらい。


    「出会ったところを国境にしようじゃないか。」と、
    原山(わらやま)の殿様と約束をしたときの田河内の殿様の気持ちを考えました。


    堀部先生が家来役、子どもたちが田河内の殿様役を演じながら、


    朝寝坊して慌てて起きた殿様の気持ちを考えました。


    さらに、子どもたちが田河内の殿様役と原山の殿様役を演じながら、


    二人が出会ったときの田河内の殿様の気持ちを考えました。


    子どもたちは役になりきって、殿様の気持ちを自分の言葉で発表していました。
    その姿に、畠山先生も感心!
    最後に、田河内の殿様に手紙を書きました。

    4時間目は、4・6年生の学級活動。
    「熊切小に笑顔いっぱいの思い出を残そう
     ~みんなの思いをこめた横断幕を作ろう!~」という議題の話し合い活動。

    まずは、美名さんが提案理由を発表。
    「今年度で熊切小学校は141年の歴史の幕を閉じます。自分たちや卒業生、熊切地区に住んでいるみんなの思いをこめた横断幕を作りたいと考え、今回の議題を提案しました。キーワードは、『みんなの思いをこめた』です。」


    華奈さんの司会進行で、話し合いが始まりました。
    まず、「横断幕にどんな言葉を書きたいか」、自分の案を発表していきました。


    6年生はもちろん、4年生も堂々と・・・。


    そして、出された案に対して意見交換。


    なぜ、賛成なのか・・・。なぜ、反対なのか・・・。


    「提案理由の『みんなの思いをこめた』ものとは、少し違うんじゃないかな?」


    「使いたい言葉を合体させてみたらいいと思います。」


    「それもいい考えだとは思うけど、こっちの考えの方がいいと思います。」


    友達の発表をうなずきながら聴いたり、
    自分の考えを友達に分かってもらおうと一生懸命に説明したり、
    友達の考えのいいところを認めつつ、自分の考えをしっかり主張したり・・・。


    素晴らしい話し合い活動でした。

    時間切れとなり、言葉は決まりませんでしたが、
    何よりも、「みんなの思いをこめた横断幕を作るぞ!」という思いが、
    いっぱいいっぱいいっぱい・・・伝わってくる話し合い活動でした。
    4・6年生、この2か月で大きく成長したなって、心から思いました。

    子どもたちが帰った後、畠山先生と先生たちで、今日の授業について意見交換をしました。


    熊切っ子の素晴らしい姿をたくさん見ることができたと、畠山先生もほめてくださいました。


    横断幕に書く言葉、決まり次第、みなさんにも報告したいと思います。
    横断幕が出来上がったら、校内行事のときに掲げたり、
    校外行事(例えば水泳大会、陸上大会)のときに会場に掲げたりしたいと、
    子どもたちは考えています。