最後の菌打ち・・・

2014年2月6日
    毎年この時期に取り組んでいる、しいたけの菌打ち。
    これまでは4年生がやっていたけど、今年は全校21人で・・・。

    3時間目に、昇降口北側に全員集合。


    講師は、10月の林業体験でもお世話になった小田さん(花島在住)。
    ドリルで穴をあける数、穴と穴の間隔、
    今回使う「にく丸(森290号)」というしいたけの菌のお話などをうかがって・・・


    3つの縦割りグループに分かれて、作業開始!
    まずは、菌のついたコマ(約2000個)を3つに分けました。


    そして、「しいたけドリル」を使って、穴をあけていきました。
    小田さんのアドバイスをいただきながら、
    経験のある5・6年生が、下級生にお手本を見せます。


    心那さん(5年)、さすがです!


    原木が動かないように、友達が支えてくれます。
    先生も友達も、まわりで応援してくれます。
    昇陽くん(3年)、がんばって!


    憲伸くん(3年)、きまってる!


    愛奈さん(3年)、校長先生に励まされながら・・・。


    佑奈さん(2年)だって、上級生に負けていません。


    孝明くん(1年)も、がんばりました。


    ALTのリッキー先生も挑戦しました。


    穴あけの作業と並行しながら、菌打ちの作業も進めます。


    あなにコマを差し込んで、金づちや木づちで打ち込みます。


    2000個のコマが、どんどん打ち込まれていきました。


    打ち込み終わったら、昇降口北側に運びました。


    そして、それを小田さんがチェーンソーで、半分に切ってくれました。
    いつもは切らないのですが・・・。


    なぜなら・・・
    熊切小のしいたけ菌打ちは、これで最後です。
    今回菌打ちした木からしいたけが出てくるのは、2回夏をこした後の秋。
    つまり、平成27年の秋。
    しかし、そのとき、もう熊切小はありません。
    今回菌打ちした木は、近々、子どもたちが家へ持ち帰ります。
    持ち帰りやすいように、半分に切ったというわけです。

    最初のお話の中で、小田さんが言っていました。
    「みんなが大人になったとき、外国に出かけて仕事をする人が、今よりももっともっと増えることでしょう。そのとき、『あなたが生まれたところは、どんなところですか?』と外国の人に聞かれるかもしれません。そうしたら、今日のことを思い出しながら、『しいたけ栽培がさかんな熊切というすてきなところです。』と答えてください。」と・・・。

    将来、どこで暮らそうとも、どこで仕事をしようとも、
    熊切で生まれ、育ったこと、そして、熊切小で学んだことが、
    子どもたちの心の中に生き続けていきますように・・・。