多文化理解~メキシコライスを作ろう!~(夢をはぐくむ学校づくり推進事業)

2013年11月21日
    9月19日の給食。
    出るはずだったメキシコライスが、白いご飯にかわったことがありました。

    おばあちゃんがメキシコ人で、
    小さいころからメキシコ料理に親しんできたALTのリッキー先生は、
    この日、子どもたちにメキシコライスの話を準備してきました。
    夏休みにアメリカに帰省したとき、
    おばあちゃんのメキシコライスの写真も撮ってきました。

    ところが、白いご飯になってしまったのです。
    子どもたちに、メキシコライスを食べさせてあげたい・・・
    リッキー先生は、ずっと思っていました。
    外国語活動担当職員と相談して、
    多文化理解の一環で「メキシコライスを作ろう!」の準備を進めてきました。

    そして今日・・・
    ついに、その日を迎えました。

    全校21人が家庭科室に集まり、
    メキシコライスとメキシコスープを作りました。
    もちろん、講師はリッキー先生。


    リッキー先生はおばあちゃんから教わったレシピをもとに、
    作り方を指示していきます。


    もちろん、すべて英語です。


    5・6年生は、だいたい理解できているようでした。


    指示が分からない下級生には上級生が、
    「Half。水を半分入れてって言ったんだよ。」
    というように教えていました。


    タマネギの皮をむいたり、材料をなべに入れたりする作業は下級生、
    野菜や肉を切る包丁を使う作業は上級生、
    グループの中で上手に役割分担をしていました。


    リッキー先生は子どもたちの様子を見て回りながら、アドバイスをしていきます。


    メキシコスープは野菜たっぷりで、
    ニンニク、ガーリックパウダー、塩で味を付け、


    メキシコライスは、
    チキンブイヨン、ガーリックパウダー、トマトソースで味を付けていきました。


    リッキー先生は各グループの味見をして、
    おばあちゃんのメキシコライスとスープの味か確かめていきます。


    そして、ついに完成しました。


    「リッキー先生、おいしい!」
    と、子どもたち。


    子どもたちの笑顔に、リッキー先生もうれしそうでした。


    リッキー先生のおばあちゃんのメキシコライスのレシピ(3~4人前)。
    もしよかったら、ご家庭でも挑戦してみてください。



    リッキー先生、今日は本当にお世話になりました。
    メキシコライスとメキシコスープを通して、外国を知るいい機会になりました。