楽しかった!PTA主催「宿泊体験」④~中学生が応援にかけつける・・・~

2013年8月8日
     ここまで、宿泊体験1日目、昼の部の様子をお伝えしてきました。今日は、夜の部のことを書きます。

     夕飯の片付けが終わり、夕暮れが近付くと、続々と中学生がやって来ました。熊切小出身の春野中の生徒たちです。彼らに案内をしているわけではありませんが、今日が宿泊体験であることを、ちゃんと知っているのです。
     それでは、なぜ中学生が来たのか。それは、これから始まる「きもだめし」で、小学生をおどかすために・・・。これは、だれが決めたわけでもありませんが、暗黙の「よき伝統」になっているようです。

    (上の写真には中学生が6名ですが、実際にはもっといました。)

     小さい学校ですから、上級生から下級生まで、お互いをよく知っています。中学生は小学生のことを、自分の弟や妹のように可愛がり、小学生は中学生のことを、お兄さんやお姉さんのように慕います。

     さて、すっかり暗くなりました。いよいよ、きもだめしの始まりです。


     グループごとに、気合いを入れて出発です。「泣かないぞ!」


     目指すは、川向こうの長命寺。途中、暗闇にひそんでいる中学生の「攻撃」にも耐え、無事にもどってこられますように・・・。


     長命寺に到着すると、全員本堂に上がります。そして、一人ずつ、本堂の奥の階段を上った右手にある、お経を唱えるときに使う鐘を1回鳴らしてもどってくる・・・これがルールです。これをクリアすると、お菓子と長命寺の住職さんが準備してくださった飲み物をもらえることになっています。
     鐘のところまでは、所々にともされたろうそくの灯りだけがたよりです。わずかな距離ですが、「一人で」となると、なかなか足が進みません。
     だれとは言いませんが、今年は2人の女の子が大泣きしていました。

     きもだめしが終わると、次は、大花火大会です。


     小学生は手持ち花火を楽しみに、中学生には打ち上げ花火を担当してもらいました。大人数でやる花火は、やっぱり楽しいですね。


     最後は、とっても冷えた、あま~いスイカを食べて、お開きとなりました。


     「おいしいから、おかわりしちゃいます!」


     長蔵寺自治会館の大広間に、宿泊です。


     就寝予定時刻は9時でしたが、子どもたちの長い長い、楽しい楽しい夜が続いたことは言うまでもありません。