2年生 馬頭琴のお話を聞いたよ

2024年2月22日
    2月21日(水)に、2年生は佐藤剛先生をお招きし、馬頭琴のお話を伺いました。
    国語科「スーホの白い馬」に登場する馬頭琴、その作られた経緯やモンゴルの文化を知り、
    さらに理解を深めるためです。

    会場に入った瞬間、「あ!本物の馬頭琴だ!」とウキウキの子供たち。
    まずはモンゴルの暮らしや文化についてお話を伺いました。
    モンゴルには、日本全土よりも広い草原が広がっていること、
    1000頭もの羊やヤギ、ラクダ、馬を連れて移動しながら生活していること。

    1つ1つ、お話を聞くたびに
    「えー!そんなに広かったの?」
    「スーホもたくさん羊を連れていたね。」
    と楽しそうに反応する子供たちwink

    私たちとは大きく異なるモンゴルの人々の暮らしを聞いて、
    驚きながら、スーホの世界に思いを馳せました。
    次に、馬頭琴の音色を楽しみました。

    馬頭琴奏者の方が作ってくださった「スーホの白い馬」という曲を聴きながら、
    目をつむって、スーホの暮らした世界に入り込んでいる子も見られました。

    その後、各クラス1人ずつ馬頭琴の演奏に挑戦しました。
    「想像していたよりも重たかった!」
    「やってみたら、きれいな音を出すのが難しかった。」
    と、体験したからこそ分かる感想をもてたようでした。
    最後に、馬頭琴以外の楽器を紹介してくれました。

    ガニランとダマルという2つの楽器を見せていただきました。
    その後、その2つが人骨からできていることを聞き、
    「え…人の骨からできているの?」
    「頭蓋骨を使うなんてかわいそう…。」
    と、少し怖がる子供たち。

    実は、モンゴルでは大切な人や動物が亡くなると、その骨で楽器を作り、
    演奏することが弔いになるのだそうです。

    「スーホも白馬の骨で楽器を作っていたね。」
    「大切な人や動物だったからこそ、楽器にするんだね。」

    体験を通して、スーホの気持ちに一歩近づいた子供たちでした。
    この学びを生かして、さらに読解を深めていきましょう
    佐藤剛先生、貴重な機会をありがとうございました。