本日は化学の2つの授業を紹介します。一つは実験の授業です。炭酸水素ナトリウムの熱分解について。電子天秤を用いて正確にはかった炭酸水素ナトリウムを加熱していきます。1g2g3g・・・・・班によってg数が違います。結果を共有すると・・・・「あ!法則が見えてきた」確かに!一定の値!実験の結果と化学反応式が結びつくのが実感としてわかりますね。そこが実験の醍醐味です。最後のまとめとして、化学反応式と質量、物質量の関係を比較しつつ生徒の皆さんは一生懸命に計算に打ち込んでいました。
もう一つは実験の前段階の授業です。炭酸カルシウムと塩酸を反応させて、二酸化炭素はどのくらい発生する?二酸化炭素の物質量をもとに反応させた塩酸の正確なモル濃度を求めよう!がテーマ。まず、その実験をどうすればいいか、自分たちで手順を考えます。実験はやり方が最初に示されているのではなく、自分たちで手順も考える。失敗したらなぜ失敗したのか考えて、改善策を自分たちで考える・・・それが本当の実験!答えだけを求めるのでなく、答えを出すまでのプロセスがとても大事・・・。生徒のみなさんは友達と相談しながら、一生懸命実験の手順を考えていました。プロジェクターでの例示、1台PCを用いた結果の共有の仕方などさまざまな方法で化学の学びに満ち満ちた授業で、80個の瞳が常に前を向いている授業でした。