昨日は、6年生へ校長が読み聞かせに行きました。
今回読んだ本は、「もののけ姫」です。
作者は、「宮崎 駿」さん。
・・・といえば、あの、映画化された「もののけ姫」を想像しますが・・・
ストーリーは、全く違いました。
登場人物の「もののけ」は、「トトロ」に似ています。
主人公の三の姫には、一の姫と二の姫の2人の姉がいました。
映画の「サン」は、三の姫からとったのだと想像はできますが・・・
もののけと力を合わせて救うのは、父親でした。
このお話は、映画になった「もののけ姫」の原型(作者談)だそうですが、それにしても内容が違います。
さあ、読み聞かせが始まりました。
子どもたちは、校長が静かに読み始めると、すぐに引き込まれていきました。
だんだん前のめりになる子どもたちから、その様子が手に取るように分かります。
右端にいたちょっとクールな彼女も引き寄せられています。
読み手も上手ですが、さすがは「宮崎駿」さんです。
この本について校長は、
「卒業生にしか読まない。」
といいました。
命をかけて、悪霊に取りつかれた父親を助けようとする三の姫、その気持ちを感じ取り、姫を命がけで守ろうとする「もののけ」。
守るべきものは何か、大切にしなければならないものは何か・・・
まっすぐで純粋な「気持ちの力」のなんとすごいことか・・・
卒業していく子どもたちに、校長からの心のプレゼントだったと思います。