非常食試食会

2012年3月5日
    本校は、防災対策の一つとして児童・職員全員が「マイ(My)非常食」を学校に保管しています

    今日は「非常食試食会」を行いました。この試食会には、3.11『東日本大震災』の教訓を生かし、非常食を食べることを通して防災意識を高めようというねらいがあります。
    そのため、まずは教頭から「防災の話」を聞きました。

    「東日本大震災により25,500人以上の尊い命が失われました。
    今なお、仮設住宅に住んでいる人もいます。
    亡くなった方の家族の心の傷は、まだまだ癒えていません。
    東北はまだ元にもどってはいないのです。忘れないようにしましょう。」

    「自分の命は自分で守る!」
    これが大事です


    地震が起きたという想定で行ったため、電気を使わない“昔ながらのストーブ”を使用しました。
    普段使用していないストーブなので、「使える!」という点検をすることもできました
    やはり、やってみるって大事です。



    通学班ごとに別れて・・・試食スタート
    それぞれ自分で用意した非常食を袋から出して・・・


    いただきます

    「試食」という言葉はなんかワクワクドキドキするものを感じますね
    (デパ地下の試食コーナーを思い出してしまうでも今日は・・・非常食・非常食

    本校は、台風で学校が停電したときにも非常食を食べました。よって、今日は非常食を食べるのは2回目です。
    そのため、前回より非常食の中身がグレードアップしていましたよ!

    防災用の缶詰のパンを持ってきている子が多かったです。ちなみに、は真空パックのパンを食べたのですが・・・缶詰のパンの方がしっとりしていて美味しく感じました



    白飯に「ちょい食べカレー」という少量パックになったカレールーをかけて食べる子もいました。
    これは、なかなかいけたようで、大人用の量のアルファー米(茶碗大盛り2杯分くらい)をペロリとたいらげていました。


    イカの缶詰やマグロの缶詰など、副食系の食材をセットにして持ってくる子が多かったです。
    「イカ缶」を食べた子、曰く“絶品”だったそうです

    「イワシの缶詰」や「さばフレーク」など、ちょっと子どもの頃を思い出しました
    ・・・昭和の中頃のことです。 
    ・・・勿論、戦後ですよ、戦後!

    このポテトサラダは、お勧めの一品です。冷たくても美味しく食べられました



    缶切りでギコギコ切って開けるタイプの「パン」
    しっとりしていておいしそうなのですが、缶切りが使えなくて、開けられない子どもがいました。(手伝って開けました)
    プルトップについた汁をなめようとして、唇をちょっと切った子どもがいまいた。
    そうおいしく見えない・・・硬い「乾パン」と氷砂糖を、とてもうれしそうに食べる子どもがいました。


    今回の試食会を通して、感じたこと
    1 やってみなければ分からない。食べてみなければ分からない。
    2 続けて非常食だったら飽きてしまう。
    3 災害前にできることは、いくらでもある。

     *後日、子どもたちの感想をまとめて紹介します。