おぼろ月夜

2011年6月4日
    昨日(金曜日)のことです。

    朝9時頃の職員室です。

    降り続いた雨のあがった、静かな朝。
    昨日までの雨に清流「百古里川(すがりがわ)」も水かさを増やし、
    普段は聞こえてこない、「ザー ザー」という耳に心地よい川音が聞こえてきました。

    あたりは静かです。

    そのうち、ウグイスの声に混ざって、「ツキ・ヒー・ホシ・ホイ・ホイ・ホイ・・・」という声が聞こえてきました
    サンコウチョウです。
    川の方で鳴いていたかと思ったら、直ぐ裏山でも鳴き始めました。
    続いて聞こえてきたのが、サンコウチョウよりも美しい声。
    そう、3階の音楽室から、「おぼろ月夜」を歌う6年生の声。きれいな歌声です

    菜の花畠に、入日薄れ、
    見わたす山の端(は)、霞ふかし
    春風そよふく、空を見れば、
    夕月かかりて、にほひ淡し。
    里わの火影(ほかげ)も、森の色も、
    田中の小路をたどる人も、
    蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、
    さながら霞める朧月夜。

    6人しかいないのに、きれいに響いてきます。

    「最高の朝だね」 ・・・ と職員室にいる者が話をしました。

    と、ここで終わらないのが鏡山小学校です。

    続いて・続いて、香ばしい、いい、香りが漂ってきました!
    「ガチャ!」 と、職員室のドアが開き、R君がポップコーンを持ってきてくれました。
    「試作品だけど、どうぞ!」
    それは、塩味の効いたおいしいポップコーンでした。
    5校時に作るキャラメル味のポップコーンの練習だそうです。

    *** とても幸せな朝でした ***