小学校に隣接する豊岡幼稚園では豊岡小学校との交流が進んでいます! 今日は小学校が招いてくださった「劇団たんぽぽ」の劇を一緒に観させていただきました!2・4・6年生と一緒、最前列で観劇させていただき、正に感激しました!(笑)
実施時期と劇の内容が、幼稚園の子たちにも十分観賞可能…ということで、今回初めて小学校の鑑賞教室(観劇)に料金をお支払いし参加させていただきました。何よりも、多くの子たちが通うことになる豊岡小学校の体育館で、しかも上級生になる小学生と一緒に観賞することができ、大変良い機会になったと思います。小学生からは、「可愛いね。」とか「また遊びに来てね。」などと声も掛けていただき、豊岡地域の一体感や親近感のようなものも感じました。
幼稚園を皆で出発。小学生が校舎から体育館に移動するより近い距離を静かに移動することが出来ました。体育館に着くと、劇団たんぽぽの団員の方々が、出迎えをしてくれました。写真の方はにわとり役の方でしたね。(笑) 小学生と一緒に挨拶をして劇のスタートとなりました。ある時、ふと現れた不思議なレストラン。自分の夢を答えられず「あ~あ」とため息を聞きつけた、レストランの店員さんたちが、男の子をレストランに案内するところからお話が始まりました。レストランの名前は「おはなしレストラン」。
ストーリーを少しだけお話すると、このレストランのメニューは「お話」しかありません。ため息の理由に一番合った「お話」を今日のメニューから選んでくれました。男の子に聞かせるお話は「ブレーメンの音楽隊」。店員さんたちが、年をとって役に立たなくなってしまって意気消沈しているロバ、ネコ、ニワトリに扮し、仲間と出会いながらブレーメンに行って音楽隊に入ろうと出かけます。犬の帽子を持った男の子も一緒にお話について行きます。ブレーメンが行先ですが場所は分からず、迷っている途中で大きなカブが抜けずに困っていた老農夫に出会いました。犬になった男の子が助けようと諦めず、皆で力を合わせカブを抜く。そして男の子の気持ちが少しずつ変わっていくのです。…とこんな展開。この後のストーリーは子供たちから聞いてみてください。
お話が終わりレストランに戻ってきた男の子は、自分の夢や未来はもう始まっているんだと前向きな気持ちでランドセルを背負うのでした…。観賞中、年少さんも含め全園児が、おもしろい演技には大笑いし、気持ちを言うシーンでは大変静かに、観劇を楽しむことが出来ていました。お話の主題(意味)に行きつく子はいないかもしれませんが、仲間と出会い、様々な困難を乗り越えていったお話の後の男の子が、希望あふれる表情で完結していくお話に、なんとなく感動を覚えたのではないかと思います。素晴らしい機会を与えてくださった小学校の校長先生をはじめ先生方や、劇団たんぽぽの皆さんに心より感謝いたします。