9日の献立は、ごはん、牛乳、さばの塩こうじ焼き、五目豆、若竹汁でした。若竹汁は、わかめとたけのこを使った汁で、「若竹汁」という名前もここからきています。わかめとたけのこは、どちらも春が旬の食べ物です。また、「海のものと山のもの」、「歯ざわりの柔らかいものと固いもの」といった、反対の特徴をもった食べ物を同じ料理に使うところに、昔の人は味わいを感じたようです。
10日の献立は、パン、牛乳、肉団子のクリーム煮、玄米入りスープ、さつまいもとアーモンドのみつがらめでした。スープに入っている粒は、もち米の玄米です。玄米は精米されていない米で、うすい茶色をしています。白米よりもビタミンやミネラル、食物せんいがたくさん含まれているため、体の調子を整えてくれたり、お腹の掃除をしてくれたりします。今日は、もち米の玄米をスープに入れました。
11日の献立は、ごはん、牛乳、親子煮、大豆と煮干しの甘辛あえ、ミニトマトでした。親子煮は、鶏肉といろいろな野菜を、しょうゆ・砂糖・みりんなどを合わせた調味料で煮て、卵でとじて作ります。彩りをよくするために、今が旬の「さやえんどう」を最後に加えました。さやえんどうの豆が育ったものが「グリーンピース」で、さやえんどうを完熟、乾燥させたものが「えんどう豆」です。さやえんどうには、大きくなった豆とさやを一緒に食べる「スナップエンドウ」という品種もあります。