2023スプリングレター~お別れの挨拶:植村先生~

2024年3月30日
    春休み期間中は、先生方から生徒の皆さんへ
    転退職される先生方から
    お別れの挨拶として、
    メッセージをお届けします

    今回は、植村先生ですsad

    まずはこの場を借りて
    私が受け持った生徒の皆さん、保護者の皆様
    地域の皆様
    同僚の先輩、後輩
    野球部後援会長を務めてくださった保護者をはじめとする各代の父母の皆様...

    三ヶ日中学校で関わった全ての方々に感謝申し上げます。
    本当にお世話になりました。ありがとうございました。
     
    この度、兵庫教育大学大学院へ派遣されることとなりました。
    生徒に勉強しなさいと言うのが教員です。
    大人になっても勉強し続けるものだということを
    口だけではなく身をもって示すために
    今回チャンスを得て大学院で勉強することになりました。
    少しは説得力が増せば幸いです。
     
    思えば5年間はあっという間でした。
    私は細江町の出身です。
    旧引佐郡に愛着と誇りをもって生きてきました。
    三ヶ日中学校へ赴任が決まった時は
    喜びとプレッシャーが入り混じった
    複雑な心境であったことを覚えています
    伝統ある三ヶ日中学校野球部のユニホームを着ることが
    どれだけ重みのあることかは
    着た者にしかわからないかもしれません。
    とにかく必死でした。
    そこで経験と勢いだけだった野球観を
    岩岡先生や坂田先生が変えてくださいました。
    野球を深く考えることができたことは大きな財産です。
    勉強になることばかりでした。
    本当に感謝しています。
    もちろん
    共にユニホームを着て闘った選手たちがあってこそなのは
    言うまでもありません。
    ありがとう。
    皆さんも
    誰かとのかかわりが
    人生に大きな影響を与える人と出会ってほしいし
    影響を与えられる誰かになってほしいと願います。
     
    私は、赴任先の中学校近辺を散策して
    素晴らしい景色に出会うのが
    密かな楽しみの一つでした。
    三ヶ日町は学校近辺というにはあまりにも広くて
    5年間では短すぎました
    その分、捜しがいはありました(笑)
    三ヶ日中学校から見た景色や
    地域から見た三ヶ日中学校の景色は
    忘れることはないでしょう。
    例えば
    津々崎の自転車道から見る猪鼻湖と中学校
    三ヶ日の風は時に厳しく立ちはだかり
    時に力強く背中を押してくれたことでしょう
    人生にも向かい風と追い風があることを実感できましたね。
    鵺代方面から見える三ヶ日中学校
    尾奈や鵺代あたりの生徒は
    船で行くことができれば
    どれだけ近いことかと思ったことでしょう。
    急がば回れということです。
    遠足で行った高山ふれあい公園の道中から眺める
    中学校と猪鼻湖
    野球部のトレーニングで行った
    都築神社山頂からの三ヶ日町
    苦労の先にしか感動は味わえないということでしょう
    ランチルームで「おかわりじゃんけん」して
    一喜一憂する生徒をバックに映る
    ヤシの木越しの猪鼻湖
    野球部バックネット裏から見る
    グラウンドと選手の姿
    まぶしかったのは
    猪鼻湖に差し込む日の光だけではなかったように思います
    自然と心の豊かさに恵まれた本当に素敵な町です。

    将来かかわった生徒が
    大人になって三ヶ日町に戻ってきて、
    その子供が三ヶ日中学校に通う頃に
    私もまた戻ってきたいと願います。

    ベルウェルもまだあるといいなぁ。

    これから先の三ヶ日に幸あれ
    三ヶ日に誇りを!