9月27日、大会議室で新聞社やテレビ局の取材を受けながら、本校の放送部員4人が、「生理」をテーマとした座談会に参加しました。参加した生徒は、「生理」をテーマに扱ったテレビドキュメント作品「生理は、僕にはないけれど」を中心となって制作した4人です。座談会のメンバーは、生理用ナプキンを取り出せるディスペンサーを開発したシャープ社員2人、市UD・男女共同参画課職員2人、そして本校放送部4人(戸田さん 藤田さん 梅田さん 鈴木さん)の計8人です。唯一の男子生徒でテレビドキュメント作品の主役を演じた戸田君は、「最初は「生理」についてまったく分かっていませんでしたが、作品を創る過程において知識が増えてくると、もっと知りたいという気持ちになり、身近な問題として捉えることができるようになりました」と心境の変化を熱く語りました。それに対し女子生徒は「今まで「生理」という言葉を使うことも躊躇していましたが、戸田さんがそのように一生懸命知ろうとしてくれたので、自然に生理の話題について触れることができるようになりました」と呼応しました。約40分間の有意義な座談会の最後に、女子生徒が次のように思いを伝えてくれました。「私も、自分以外の友達の生理について知らないことが多いです。これからは男子、女子の壁、人と人との壁をなくし、みんなが共通の話題として「生理」について考えることができる世の中になればいいなと思います」終始、本校放送部員4人の「言葉の力」に感心させられる時間となりました。
※10月から生理用ナプキンのディスペンサーが、本校に試験的に設置される予定です。
※10月から生理用ナプキンのディスペンサーが、本校に試験的に設置される予定です。