本年度は、「『やりたいこと』を見つけて、挑戦する子」の具現化のために、運動会やふたばっ子発表会、かがやき学習などに加えて「『何のために』『なぜ』を問い、探求する教科学習の実践」を進めています。教科や活動等の意味、意義、価値を考えることで、様々な学びを「自分ごと」として捉え、主体的に学びに向かう子を育てることを目指し、「わくわくが持続する授業づくり」を研修のテーマとして取り組んでいます。
これまでの実践の一部をブログで紹介していこうと思います。今回は1年生体育科の実践です。
1年生のわくわく授業②は、体育科のボール投げゲーム「ピカピカピッチャーになろう!」でした。1年生の強みは、体を動かすことが好きで、あきらめない力があることです。「やってみよう。」「できるはず。」「こうやるとおもしろい。」と、様々なことに挑戦してきました。ただ、自由に遊ぶ時間にボールを選ぶ子は少なく、新体力テストでソフトボールを初めて触る子が多い実態がありました。そこで、的を狙ってボールを投げる技術が向上するように、的を狙いスナップをきかせて投げる、横移動を加えて投げる、という練習の時間を毎時間設定しました。また、チームの協力や作戦を考えられるようにするために、友達への「今の投げ方よかったよ。」「次はきっと成功するよ。」などの声掛けを称揚しました。
点数を取ることの楽しさ、勝つための作戦を考える楽しさ、準備や片付けで力を合わせる楽しさ、友達に声を掛ける楽しさなど、たくさんの「楽しさ」を見つけることができました。