毎月1回のおひさまの日を大切にしています! 今回は歩いて30分、根洗町の豊岡クラフトさんにおじゃましました!
「本物と出会う」をコンセプトに園活動を見直していますが、この「おひさまの日」は、子供たちの足で行ける所ということで、「地元を知る」「地元の皆様に可愛がっていただく」ことが出来るように毎回計画を練っています。
今回は、新聞のびぶれ特集号に掲載された、木工の逸品を製造・販売されている「有・豊岡クラフト」さんのご好意で、素晴らしい木工品や物づくりの様子を見せていただくことが出来ました。なかよしグループで幼稚園を出発。年少さんにとっては初めて歩く長い距離でした。
工場の中は木片などが飛んでくる可能性もあるため、工場入り口で、素晴らしい製品を専務の山崎さんが紹介してくださいました。折りたたみの椅子、小さな子の机・椅子にもなる踏み台、書見台(ブックスタンド)、ウオッチスタンド。棚から机にトランスフォームできる家具には子供たちから歓声が上がっていました。最後に売り物でありませんが、全て木で出来ている観覧車とメリーゴーランドを見せていただいた時は、「すごい!手作りでこんなおもちゃ(オルゴールの置物)が出来るのか…」と、子供たちの目がキラキラしていました。
工場内での作業を見せられないから…と、ボール盤(穴あけ)を用意してくださり、小さなネームプレートに穴をあける作業を実演し、一人一人にプレートをプレゼントしてくれました。お願いすると、安全な所で工場内も見学させていただきました。職人さんが大きな機械を使って小さな部品を切り出していました。
最後に、山崎さんからは、作業で出たいろいろな形の小さな木片を段ボールに一杯いただきました。ちょうど木の材料を接着して作品作りをしていた年長さんは大喜び。その場でその材料を組み立てて飛行機を作ってくれた山崎さんには拍手が起きていました。活動の最後に、今日の感想をお話しし、皆でお礼を言って帰りました。誕生日会のお父さん先生・お母さん先生として参加してくださった方々も皆満足のおひさまの日となりました。
【園長より】
3歳も参加した今日の活動。難しい話は確かに分からないと思いますが、いい物、本物、本物の職人さん、そしてその物づくりの心を子供たちは確かに感じ取っていました。製作活動が大好きな子にとっては、なりたい仕事がまた増えたかもしれません。いただいた木片から何かを作ろうとわくわくしている子もいるかもしれません。私は、これぞキャリア教育だと思います。今回無理な依頼にも、優しくそして誠意をもってご対応くださいました豊岡クラフトさんに心から感謝申し上げます。子供たちの中から就職希望が出た場合には、是非よろしくお願いいたします。(笑)