浜松市では教育総合計画後期計画(令和2年度~令和6年度)においても、【キャリア教育を核とした人づくりの推進】を掲げています。
これに基づき、本校では先日、総合的な学習の時間に3年生の子供たちが「三ヶ日の良さをみんなに広めよう」というテーマで、三ヶ日みかんを浜名湖サービスエリアで配布する活動をしました。
「子供たちは、学ぶことの意義や、今学んでいることと自分の将来や社会とのつながりを実感したとき、主体的に学びに向かうようになり、社会で活躍する大人の姿を将来の自分と重ね合わせることで、夢と希望を持つようになります。」(はままつ人づくり未来プランより)ということの具現です。
そして・・・これには後日談があるのです。
数日後、学校に
一枚のはがきが届きました。この日、3年生からみかんを受け取ったという方からです!差出人名はありません。
「先週、寒波の中、主人が仕事帰りに寄ったパーキングにて、三ヶ日みかんをいただいて来ました。
元気いっぱい走り寄ってきてくれた男の子。周りにも、たくさんの皆さんがいたようです。
さっそく夕食後に、半分ずつ食べました。何だか、いつもより甘く感じ、おいしかったです。
寒い中、引率された先生方、三年生の皆さんありがとうございました。
これからもがんばってすてきな四年生になってくださいね。」
お手紙が学校に着いたとたん感激一杯で3年生の子供たちに伝え、読んで聞かせました。読み終わった後の子供たちの静寂、そして笑顔、成就感、達成感、お手紙への感謝。
子供たちの頑張りは大人に伝わり、受け止めた大人はまた子供にその気持ちを返す。この営みによって、また子供たちは次の頑張りをする、そしてまた大人を信頼する。
そんなふうに思った出来事です