春らしさが漂い始めた金曜日です。そして、1~5年生にとっては今年度最後の登校日です。
いつものように校門付近に立つ私の前を「今日はなんだかランドセルが軽い」と言って、嬉しそうに小走りで通り過ぎる子がいました。やっぱり今日は特別な日
そうです。本日は令和5年度修了式が行われました。始業式以来の全校集合による儀式です。
そうです。本日は令和5年度修了式が行われました。始業式以来の全校集合による儀式です。
式のはじめには、修了証書が授与されました。
(↓) 続いては古川校長先生による式辞です。子供たち、「積み上げること」の価値を考えてくれたかしらん…
ここ数日温かい日が続いています。寒い冬が終わり温かい春がきたことを感じます。
今日は修了式です。1学期と2学期の終わりの日は「終業式」といいますが、今日は「修了式」といって今の学年を終わることができましたという区切りの式です。だから1学期や2学期の終わりにはなかった「修了証書」をもらうのです。この修了証書はみなさん一人一人が1年間よく努力したことを証明するものです。1年間よく頑張りました。今日はおうちに帰ったらお家の人にぜひ修了証書を見せてあげてください。そしてみなさんを1年間支え、はげましてくださった家族の方たちに「1年間ありがとうございました。」とお礼を言ってほしいと思います。
今日は1年の最後に、みなさんに積み上げることの大切さについてお話します。「塵も積もれば山となる」ということわざを知っていますか。塵という小さなごみのようなものでも、たくさん積み重なれば高くて大きなものになるということのたとえです。小さなことでもこつこつと積み上げていくと大きなものになるということですね。何かを成し遂げるためには大切な考え方です。
ここに厚さが0.1mmの紙があります。0.1mmはみなさんがいつも使っているノートと同じくらいの厚さの紙だと思ってください。この紙が10枚重なると1mmになります。
今、この紙をこのように二つに折って重ねます。そうすると紙2枚分の厚さになるから、0.2mmになりますね。ではこの紙をもう1回折ると厚さはいくつになりますか。そうですね、紙が4枚分になるから0.2mmの2倍の0.4mmですね。ではもう1回おるとどうですか。0.4mmの2倍ですから0.8mmですね。そんなに難しい計算ではないと思います。
それでは、これをどんどん折って重ねて行って、30回折ったとします。30回折ると厚さはどれくらいになると思いますか。本当は30回も折ることはできません。私は6回までしか折れませんでした。実際に折ることはできないので勘で答えてみてください。次の4つのうちのどれに近いでしょう。「① 10m」「② 100m」「③ 1000m」「④ 10000m」では手を挙げてくださいね。10mだと思う人。100mだと思う人。1000mだと思う人。10000mだと思う人。ありがとうございました。
では答えを言いますね。この厚さ0.1mmの紙を30回折るとなんと厚さは107キロメートルにもなります。mで言うと、107000mです。一番近い答えは4番の10000mですが、実際には10000mの10倍以上です。驚いたでしょう。
これと似ていることが勉強とか習い事とかにも言えると私は思っています。例えばAさんとBさんがいて、二人とも野球が好きで素振りを5日間するとしますね。Aさんは毎日素振りを100回、5日間やったとします。それに対してBさんは4日間は何もせず、5日目に素振りを500回やったとします。Aさんは100回を5日間やったので素振りをした回数は500回ですよね。Bさんは1日で素振りを500回したので、2人とも同じ回数をしています。でも、実は同じなのは回数だけでちょっと違うのです。Aさんは、前の日の100回の素振りが、経験として次の日に積み上がっていくのです。回数はAさんもBさんも同じ500回ですが、Aさんは毎日の経験が積み重なって5日目にはBさんの何倍もの効果になっているのです。今日1日のがんばり、今日1日の活動が明日につながり、明日の活動をさらに高めていきます。まとめてどんとやるよりも、毎日こつこつと積み上げていくことが大事だということです。
明日からはちょっと長い休みに入ります。1年間が終わったという開放感や新しい学年が始まるうきうきした気分で過ごすと学校で1年かけてせっかく身に付けた規則正しい生活習慣がおろそかになってしまうことがあるかもしれません。そうならないように、春休みでも毎日少しずつ勉強したり運動したりして規則正しい生活ができるといいと思います。学校がある時と同じくらいの時間に毎朝起きることも大切です。この春休みの生活が、規則正しく送れると4月からの新しい学年の生活にも上手に入っていけると思います。4月には、元気なみなさんがそろってまたこの場所で始業式が迎えられることを楽しみにしています。―――
(↓) 式の最後は全校での校歌斉唱。真衣佳先生が指揮を振ります
今日は修了式です。1学期と2学期の終わりの日は「終業式」といいますが、今日は「修了式」といって今の学年を終わることができましたという区切りの式です。だから1学期や2学期の終わりにはなかった「修了証書」をもらうのです。この修了証書はみなさん一人一人が1年間よく努力したことを証明するものです。1年間よく頑張りました。今日はおうちに帰ったらお家の人にぜひ修了証書を見せてあげてください。そしてみなさんを1年間支え、はげましてくださった家族の方たちに「1年間ありがとうございました。」とお礼を言ってほしいと思います。
今日は1年の最後に、みなさんに積み上げることの大切さについてお話します。「塵も積もれば山となる」ということわざを知っていますか。塵という小さなごみのようなものでも、たくさん積み重なれば高くて大きなものになるということのたとえです。小さなことでもこつこつと積み上げていくと大きなものになるということですね。何かを成し遂げるためには大切な考え方です。
ここに厚さが0.1mmの紙があります。0.1mmはみなさんがいつも使っているノートと同じくらいの厚さの紙だと思ってください。この紙が10枚重なると1mmになります。
今、この紙をこのように二つに折って重ねます。そうすると紙2枚分の厚さになるから、0.2mmになりますね。ではこの紙をもう1回折ると厚さはいくつになりますか。そうですね、紙が4枚分になるから0.2mmの2倍の0.4mmですね。ではもう1回おるとどうですか。0.4mmの2倍ですから0.8mmですね。そんなに難しい計算ではないと思います。
それでは、これをどんどん折って重ねて行って、30回折ったとします。30回折ると厚さはどれくらいになると思いますか。本当は30回も折ることはできません。私は6回までしか折れませんでした。実際に折ることはできないので勘で答えてみてください。次の4つのうちのどれに近いでしょう。「① 10m」「② 100m」「③ 1000m」「④ 10000m」では手を挙げてくださいね。10mだと思う人。100mだと思う人。1000mだと思う人。10000mだと思う人。ありがとうございました。
では答えを言いますね。この厚さ0.1mmの紙を30回折るとなんと厚さは107キロメートルにもなります。mで言うと、107000mです。一番近い答えは4番の10000mですが、実際には10000mの10倍以上です。驚いたでしょう。
これと似ていることが勉強とか習い事とかにも言えると私は思っています。例えばAさんとBさんがいて、二人とも野球が好きで素振りを5日間するとしますね。Aさんは毎日素振りを100回、5日間やったとします。それに対してBさんは4日間は何もせず、5日目に素振りを500回やったとします。Aさんは100回を5日間やったので素振りをした回数は500回ですよね。Bさんは1日で素振りを500回したので、2人とも同じ回数をしています。でも、実は同じなのは回数だけでちょっと違うのです。Aさんは、前の日の100回の素振りが、経験として次の日に積み上がっていくのです。回数はAさんもBさんも同じ500回ですが、Aさんは毎日の経験が積み重なって5日目にはBさんの何倍もの効果になっているのです。今日1日のがんばり、今日1日の活動が明日につながり、明日の活動をさらに高めていきます。まとめてどんとやるよりも、毎日こつこつと積み上げていくことが大事だということです。
明日からはちょっと長い休みに入ります。1年間が終わったという開放感や新しい学年が始まるうきうきした気分で過ごすと学校で1年かけてせっかく身に付けた規則正しい生活習慣がおろそかになってしまうことがあるかもしれません。そうならないように、春休みでも毎日少しずつ勉強したり運動したりして規則正しい生活ができるといいと思います。学校がある時と同じくらいの時間に毎朝起きることも大切です。この春休みの生活が、規則正しく送れると4月からの新しい学年の生活にも上手に入っていけると思います。4月には、元気なみなさんがそろってまたこの場所で始業式が迎えられることを楽しみにしています。―――
(↓) 式の最後は全校での校歌斉唱。真衣佳先生が指揮を振ります
凛とした空気の流れるとてもよい式だったように思います。4月には胸を張って1つ上の学年に進級してください。
なお、明日のブログにて、修了式中で代表発表をしてくれた児童について紹介します。どうぞお楽しみに(文責;教頭)
なお、明日のブログにて、修了式中で代表発表をしてくれた児童について紹介します。どうぞお楽しみに(文責;教頭)