「訓練、訓練。給食室から火が出ています。安全な避難経路を通って運動場に避難しなさい。」
緊急放送が入り、避難訓練が始まりました。
1年生は、スムーズに整列できるよう、番号カードが付いた赤白帽子を被って避難しました。
さすが、竹っ子たち。合言葉「お・は・し・も」を意識して避難していました。
前の子を押す子は、1人もいませんでした。
運動場に避難し、クラスごと整列しました。教師が人員点呼を進めました。
子供たちが静かに整列している中で、学年主任が教頭に人員の報告をしました。
「〇年〇組。在籍〇名、欠席〇名…」
全員揃っているだろうか…。訓練とは言え、何度練習を繰り返しても緊張する一瞬です。
校長先生から、火災時に安全に避難する方法についての話がありました。
さすが、竹っ子。校長先生の方に、目だけでなく、おへそも向けていますね。
「きく」という言葉には、「聞く」だけでなく、「聴く」もあります。
耳はもちろんのこと、目も心も話す人の方に向けて聴けている竹っ子のなんと多いこと!
避難訓練は、年間5回計画されています。今回は火災を想定したものでしたが、地震の訓練も予定させています。
国内だけでなく、海外でも自然災害の報告が耳に入ります。
まずは、自分の命を守るために、何ができるか、何をすべきかを考えられる子を育てていきたいと思います。
これだけの大切な命を守るために、今後も訓練を続けていきます。
「ここで、ズボンの砂を掃わないよ。横に座っている5年生に、砂がかかっていまうからね。」
ある担任の先生から声がしました。その言葉を素直に聞く竹っ子たち。
些細なことのように思えるかもしれませんが、「相手の立場や気持ちを考えて言動する」…こういった気遣いからも、優しい竹っ子が育まれているのですね。
校長先生からのお話のポイントを、児童昇降口に掲示しました。
お子さんと、避難するときに気を付けることを話し合ってみるといいですね。