ゴールデンウィークが終わりました。昨日からの雨も登校時にはあがりました。
晴天の月曜日 本日から学校が再開です。主役である子供たちが、舞阪小学校に帰ってきました。
(↓)昼休みには、元気に運動場を駆け回る姿がたくさん。友達との時間は、やっぱり楽しいね
晴天の月曜日 本日から学校が再開です。主役である子供たちが、舞阪小学校に帰ってきました。
(↓)昼休みには、元気に運動場を駆け回る姿がたくさん。友達との時間は、やっぱり楽しいね
そんな月曜日。始まりは全校朝会でした。六学年が一堂に会するのはこれが初めて(実に3年ぶり)…ということで、並ぶ場所が決まるまでは戸惑う姿が見られました。
古川校長先生からのお話を紹介します。
学校が始まって1か月がたちました。新しいクラスや先生にも慣れてきたころだと思います。今日はそんな慣れてきたころに起こりやすい友達とのトラブルについてお話ししようと思います。
皆さんは意地悪をしたりされたりしたことがありますか?
前に勤めていた学校で「いじめられたことがありますか?」と聞いたらクラスの半分以上の人が「ある」と答えて、反対に「いじめたことはありますか?」と聞いたら、ほとんどの人が「ない」と答えたそうです。同じクラスなのにいじめられた人がいじめた人よりもずっとたくさんいるのはなぜでしょう。担任の先生が無視されたという人に聞いてみたそうです。実際にその場面を見てください。
古川「安井君は、どんな時に無視されたの?」
安井「昨日の朝、塚本君に声をかけたのに無視された」
古川「塚本君は、無視したのはどうして?」
塚本「昨日の朝は声をかけられていない。僕は鬼ごっこをしていたから安井君とは話をしていないよ」
塚本君は、安井君に気づいていなかったんですね。
もう一人、仲間外れにされたという佳歩さんにも聞いてみました。
佳歩「佐季さんと一緒に帰ろうって約束していたのに、わざと他の子と先に帰ってしまったの」
古川「佐季さんは先に帰ってしまったのはどうしてなの?」
佐季「ピアノのレッスンがあるから早く帰らなきゃいけないことを思い出して、急いで帰りました。一緒に帰れないって佳歩さんに伝えてと、梨恵さんにお願いしておきました」
梨恵「佐季さんに頼まれたから佳歩さんに伝えに行ったら、佳歩さんはもう帰ってしまっていて伝えられませんでした」
すれ違いだったんですね。このように、人間同士のトラブルは、思い違いとかきちんと確かめずに「きっと、わざとだな」と想像で悪く考えることで起こることがあります。クラスの中にいじめられた人がいじめた人よりもずっと多いのも、こんな誤解が原因かもしれません。では、どうしたらこういうトラブルを防げるでしょうか。
それは簡単です。相手に直接聞けばいいのです。この時のポイントは優しい言葉で聞くことです。
安井「なんで無視するんだよ!」
なんて言ったら
塚本「無視なんかしてないよ!」
と言い合いになるでしょう。
佳歩「約束していたのにひどいよ!」
なんて責めると
佐季「ちゃんと言ってから帰ったのに・・」
と気まずい感じになります。
だから優しい言葉で
安井「呼んだのに返事をしてくれなかったのはどうして?」
と聞けば
塚本「鬼ごっこをしていたから呼ばれなのに気づかなかったんだ。ごめんね」
佳歩「昨日、一緒に帰れなかったのはどうして?」
佐季「ピアノのレッスンがあったのを忘れていて急いで帰ったから一緒に帰れなかったの。ごめんね。」
梨恵「佐季さんに頼まれて佳歩さんに伝えに行ったんだけど、佳歩さんはもう帰った後で伝えられなかったの。」
などと「どうして?」をはじめではなく最後に付けるのもポイントです。
あなたが仲良くしたい友達は、きっと意地悪ではありません。きちんと自分の気持ちを優しい言葉にして伝えていきましょう。きっと嬉しい答えが返ってきますよ。協力してくれた先生方、ありがとうございました。
さて、この5月にはみなさんが楽しみにしている運動会がありますね。
運動会は「かんどう」「なかま」のめあてに向けてがんばりましょう。「かんどう」するためには練習をがんばることが一番大切です。感動はよいときだけに使う言葉ではありません。「うれしい」も感動ですし、「くやしい」も感動です。心が何かを感じるのは一生懸命取り組んだからです。一生懸命にみなさんが練習に取り組む姿を楽しみにしています。
皆さんは意地悪をしたりされたりしたことがありますか?
前に勤めていた学校で「いじめられたことがありますか?」と聞いたらクラスの半分以上の人が「ある」と答えて、反対に「いじめたことはありますか?」と聞いたら、ほとんどの人が「ない」と答えたそうです。同じクラスなのにいじめられた人がいじめた人よりもずっとたくさんいるのはなぜでしょう。担任の先生が無視されたという人に聞いてみたそうです。実際にその場面を見てください。
古川「安井君は、どんな時に無視されたの?」
安井「昨日の朝、塚本君に声をかけたのに無視された」
古川「塚本君は、無視したのはどうして?」
塚本「昨日の朝は声をかけられていない。僕は鬼ごっこをしていたから安井君とは話をしていないよ」
塚本君は、安井君に気づいていなかったんですね。
もう一人、仲間外れにされたという佳歩さんにも聞いてみました。
佳歩「佐季さんと一緒に帰ろうって約束していたのに、わざと他の子と先に帰ってしまったの」
古川「佐季さんは先に帰ってしまったのはどうしてなの?」
佐季「ピアノのレッスンがあるから早く帰らなきゃいけないことを思い出して、急いで帰りました。一緒に帰れないって佳歩さんに伝えてと、梨恵さんにお願いしておきました」
梨恵「佐季さんに頼まれたから佳歩さんに伝えに行ったら、佳歩さんはもう帰ってしまっていて伝えられませんでした」
すれ違いだったんですね。このように、人間同士のトラブルは、思い違いとかきちんと確かめずに「きっと、わざとだな」と想像で悪く考えることで起こることがあります。クラスの中にいじめられた人がいじめた人よりもずっと多いのも、こんな誤解が原因かもしれません。では、どうしたらこういうトラブルを防げるでしょうか。
それは簡単です。相手に直接聞けばいいのです。この時のポイントは優しい言葉で聞くことです。
安井「なんで無視するんだよ!」
なんて言ったら
塚本「無視なんかしてないよ!」
と言い合いになるでしょう。
佳歩「約束していたのにひどいよ!」
なんて責めると
佐季「ちゃんと言ってから帰ったのに・・」
と気まずい感じになります。
だから優しい言葉で
安井「呼んだのに返事をしてくれなかったのはどうして?」
と聞けば
塚本「鬼ごっこをしていたから呼ばれなのに気づかなかったんだ。ごめんね」
佳歩「昨日、一緒に帰れなかったのはどうして?」
佐季「ピアノのレッスンがあったのを忘れていて急いで帰ったから一緒に帰れなかったの。ごめんね。」
梨恵「佐季さんに頼まれて佳歩さんに伝えに行ったんだけど、佳歩さんはもう帰った後で伝えられなかったの。」
などと「どうして?」をはじめではなく最後に付けるのもポイントです。
あなたが仲良くしたい友達は、きっと意地悪ではありません。きちんと自分の気持ちを優しい言葉にして伝えていきましょう。きっと嬉しい答えが返ってきますよ。協力してくれた先生方、ありがとうございました。
さて、この5月にはみなさんが楽しみにしている運動会がありますね。
運動会は「かんどう」「なかま」のめあてに向けてがんばりましょう。「かんどう」するためには練習をがんばることが一番大切です。感動はよいときだけに使う言葉ではありません。「うれしい」も感動ですし、「くやしい」も感動です。心が何かを感じるのは一生懸命取り組んだからです。一生懸命にみなさんが練習に取り組む姿を楽しみにしています。
(↑)こちらも昼休みに撮った1枚です。
明日以降も、優しい言葉をかけ合い、笑顔のあふれる時間を過ごしましょう(文責;教頭)
明日以降も、優しい言葉をかけ合い、笑顔のあふれる時間を過ごしましょう(文責;教頭)