筝曲部のみなさんが浜松市の楽器博物館にて演奏を披露しました。少し緊張した面持ちで登場した皆さんでしたが、さすが日頃の稽古の賜物、集中力は素晴らしく、情感豊かな演奏で、聴衆をひきつけました。「もののけ姫」「打ち上げ花火」「天泣」と現代の曲を演奏しましたが、私にはあたかも「源氏物語絵巻」の世界が髣髴とされました。古代の人々もこんなふうに心ひとつに筝を奏でたのでしょうか。頭の上から音が零れ落ちてきました。音がさらさらきらきらと心に降りつもりました。顧問の教員の一人は「花がひらひらほろほろと落ちてくるようだ」と言っていました。本当に筝の音色は華やかで豊かです。途中のMCも完璧で、筝曲の世界を訪れたお客さんに分かりやすく説明しました。