卒業式 送辞

2012年3月25日
    おはようございます。今日は卒業式の送辞を掲載したいと思います
    実は送辞にはテーマがあったことをご存じですか?
    最後まで読んで考えてみてください



    校庭の木々も芽吹き始め、春の足音が聞こえる季節になりました。通い慣れた思い出あふれる庄内中学校を旅立たれる卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
     
    春の足音が聞こえると私にはよみがえる記憶があります。みなさんが優しく先導して下さった入学式です。これから始まる中学校生活に不安を感じていた私たちを温かく迎えて下さいました。みなさんの背中がとても大きく見えたことを今でもはっきりと覚えています。
     
    私たちの一番近くで、時に厳しくいつでも優しく指導して下さったのは部活動の時間でした。練習についていけるのだろうか、先輩とはうまくやっていけるだろうかなど、多くの不安を抱えていました。しかし、みなさんの全力で自分の記録に挑戦する姿や仲間と励まし合いながら勝利をつかもうとする姿にそれらの不安は吹き飛ばされました。「先輩のように強くなりたい。」「先輩のように優しくなりたい。」「先輩方のような絆を結べる仲間を作りたい。」と思わずにはいられませんでした。
     
    委員会活動を始めとする生徒会活動でも、みなさんは輝いていらっしゃいました。何が起きても臨機応変に対応する柔軟さ、中心となって活動をひっぱってくれるリーダーシップ、わかりやすい説明や指示をしてくださり私たちが活動しやすくしてくださったフォロアーシップ、それらの大変さを表に出さない明るい笑顔。どれも私たちの憧れでした。
     
    今日まで私たちはただ先輩の後についていけば安心でした。夏休みから練習を始めた潮鳴ソーランは、今年から各団独自の新たな振り付けも加わりました。先輩の創造力はもちろん、根気強く何度でも熱心に教えて下さるその姿に私たちは来年、こんなふうにみんなをまとめることができるのだろうかと不安を覚えたこともありました。本番では今まで経験したことのない胸の高鳴りと心地よい一体感を感じることができました。私たちはみなさんが流した涙を忘れはしません。閉会式の後、運動場の真ん中で組まれる円陣は今年も全校生徒の絆を感じることができました。

    木々の葉が美しく色づき、頬にあたる風も冷たくなってきた頃、アクトシティ中ホールで潮鳴祭が行われました。迫力とまとまりのある合唱が、私たちの心を震わす歌声が、今でも遠くから聞こえてくる気がします。校内で練習しているときには、私たちの教室にまで響き、勇気を与えてくれた合唱です。大舞台でも堂々と歌う先輩方の姿からは、固い絆と強い信頼関係がひしひしと伝わってきました。来年は私たちが感動ある合唱を創り上げ、聞いてくれている人達全員の心を震わせることをお約束します。合唱のみならず、完成度の高い有志発表も心に残っています。キレのあるダンス。会場を一つにする圧倒的な存在感。まるで芸能人が舞台に立っているかのようでした。来年はそんなみなさんの姿が見られないと思うと、淋しくて心細くなります。しかし、みなさんは数多くのお手本を示して下さり、私たちはそんなみなさんの姿を目に焼き付けてきました。私たちはまだまだ未熟ですが、先輩方が築いて下さった伝統を守り、発展させるために全力を注ぎ、最善を尽くすことを誓います。だから安心して新しい世界へ羽ばたいてください。

    私たちが先輩方の引退した後の諸活動をがむしゃらにがんばっていた頃、みなさんは自分の決めた道を信じ、固い絆で結ばれた仲間とともに大きな壁を乗り越えようとしていらっしゃいました。これからの生活でも辛い困難や大きな壁にぶつかるときもあると思います。そんなときは庄内中学校であった楽しい思い出や辛かったけれど乗り越えることのできた日々を思い出して、力強い一歩を踏み出してください。どうかいつまでも私たちの尊敬する憧れの先輩として輝き続けて下さい。

    名残は尽きませんがいよいよお別れの時です。今後の皆さんのご活躍と輝かしい未来をお祈りして私たち在校生からの「贈る言葉」とさせていただいきます。
    平成二十四年三月十九日
    在校生代表 新村亮汰


    わかりましたか?答えは「憧れ」でした。
    1,2年生にとって、先輩の姿は「憧れ」るものだったのですね