2022年10月

  • 元善光寺には、25人の生徒が訪問しました。生徒の感想を紹介します。

    「私が訪問した元善光寺では、お寺の中に入り、住職さんから祀られている仏様の説明や、宝物殿の中に入り、いろいろなものを見ました。また、麻績の里では、昔の小学校の中に入り、飾られていたものを見たり、建物の内部を細かく見ることができました。お寺に行って住職さんからお話を伺う機会はあまりないので、とても貴重な経験ができ、すごく勉強にもなったし、飯田市に行く前にインターネットで調べたこと以外のことも実際に見て学ぶことができたので、いい経験になりました。」

    「元善光寺に訪問させていただきました。歴史などを聞いたとき、訪問させてもらった場所の親切な方々が今まで残していこうと努力して 大切にしていきたいという何人もの思いが募ったからこそ今があるんだと実感しました。 観光と自然を上手に混ぜて活用することがどれだけ難しいのか。普段の授業で学んだ(極楽浄土)などの とても生で聞けるようなことではないお話をお聞きできました。御戒壇めぐりのような貴重な体験もできて 自分自身だけでなく訪問先の方々、家族や友達先生方に感謝しかないです!」

    「元善光寺に行って来ました。 お戒壇めぐりを実際に行ったり、無限地獄について教えてもらったり 自ら調べた事よりも 多くのことを知ることができました。」

    引率の教員の感想です。
    「元善光寺の御本堂で、住職さんのお話を聞き、お戒壇巡りをしました。その後、元善光寺組と麻績の里組に分かれて、活動に取り組みました。元善光寺組では、住職さんに質問をする姿が見受けられました。お戒壇巡りに関しては、全員が初めての体験ということもあり、良い経験が出来ました。」

    歴史を感じることができたり、住職さんの元善光寺にまつわる丁寧な話が聞けたりと、おすすめの訪問場所です。
  • 飯田駅には一人の生徒が訪問しました。まず、感想を紹介します。
    「切石駅と飯田駅に行ってきました。
    切石駅では、列車とホームとの間に広い隙間があることを自分の目で確かめることができました。想像以上に広かったです。
    飯田駅では、JRの筒井さんにお話を聞くことができました。
    たくさん学ぶことができて、良い体験になったと思います。」

    最後に、引率の先生の感想です。
    「カーブの途中にある切石駅は、気づかなければ落ちてしまうほどの隙間が列車とホームの間にありました。わかってはいたようですが、直接見ることができて嬉しそうでした。」

    中々見ることのない視点から、駅が見ることができました。
  • かわらんべの様子です。天竜川と人とのつきあい方を、生物、環境、恩恵、歴史と様々な分野で学ぶことができました。直接生物と触れ合えるコーナーがあり、生徒たちもはしゃいでおりました。

    以下、生徒の感想です。

    「天竜川の上流の自然や歴史についてを知ることができました。 上流の人たちが外来種の駆除をしているので下流の自然が守られていることを知りました。」
    「かわらんべでは、その周りの自然環境、外来種への対処、災害についての過去の教訓と。対処法を教わりました。」
    「かわらんべに行きました 自然というものは常にループして成り立っているということを知って感動しました。」
    「外来種などの、普段では感じられない環境問題について考えました。」
    「かわらんべに行きました。 自然や災害や外来種の対処方法などの説明を聞きました。 川をきれいにするために努力している姿が伝わってきました。」
    「かわらんべに行って来ました。水災害などへの備えや怖さ、綺麗な川を守る工夫など、知らなかったことや、そのような取り組みをしている人へのありがたさを感じました。これから川をもっと大切にする意識が変わりました。これから川がきれいに保たれるようにみんなと協力したいです。」
  •  1年生の時の共通テーマ「水辺の暮らし」での学びを経て、2年生は「山村の暮らし」を追究します。飯田市でのグループ追究活動で、林業に関わることについて調べたいと思っている生徒たちが、飯田市産業経済部林務課を訪問しました。その感想、振り返りを紹介します。

    「飯田市産業経済部林務課に訪問してきました! 担当の西永さんに飯田市の森林のことや、リニアについて、いろいろ詳しくお話を聞かせていただきました。いろいろな資料をくださり、とても丁寧でわかりやすかったです! しかし、まだまだわからないこともあり、事前にもう少し深く調べられていたらよかったなと思いました。最後に伐採されたサクラで作ったお箸をいただきました!! 楽しい勉強ができました。」

    「質問に答えていただいた西永さんが、資料を使ってわかりやすく説明してくれました。しかし、自分たちの準備不足だったこともわかりました。もう少し林務課やリニアのトンネル工事について調べておけばよかったなと後悔もしました。それでも自分が質問したことに丁寧に答えてくださいました。ちなみに伐採したヤマザクラを使ったお箸をいただきました‼ 嬉しかったです! なにかあったらメールで質問してくださいと許可ももらえました!」

    「西永さんのところへ行ってきました。飯田市に生えている木と、飯田市から出荷されている木では、種類が違うということを学びました。また、持続可能な林業については、建材に加工する際に出た切れ端は、チップにして公園の床に敷いたり、紙や、バイオマス燃料の原料になっているということがわかりました。とてもよい体験になりました。また西永さんに会いたいです。」

     この訪問場所に限らず、事前学習で調べたことだけではなく、そこに行ったからこそわかったこと、自分たちのために時間を割いて親切に対応してくださったこと、事前に準備をして待っていてくださったことなどが心に残っている様子でした。
  •  このグループは、事前学習でリニア中央新幹線の駅を建設する予定地を突き止め、立ち退きを余儀なくされた人や会社を探していました。南信州体験学習に出掛ける前には、浜松市で都市計画により、引っ越しをした人のお話を聴く機会があり、共通点や相違点を探る中で、自分たちの個人テーマに迫っていきました。では、その感想、振り返りを紹介します。

    「甲信マツダ飯田インター店に行ってきました。立ち退きで実際に大変だったことや変化など、現地で実際に体験した人の気持や考えが聞けてよかったです。悪いことだけではなく、将来的によいことがあるかもしれない、という考えは自分にはなかったので、行ってよかったと思いました。」

    「立ち退きの大変さや、メリット、デメリット、設計の工夫などを楽しく学ばせてもらいました。お土産ももらえてよかったです。」

    「立ち退きに対する現地の人の考えを楽しく学ぶことができました。お土産や資料までいただいて、とてもありがたかったです。」

    「前に立ち退きをくらった人の話とは、また違う話を聞くことができました。僕はリニアについては反対でしたが、話を聞いてくうちにリニアあってもいいかも、と思うようになりました。」 

    伊那谷は天竜川が削り取ってできた地形で、移転先として店舗全てが平坦な土地を見つけることが難しく、幹線道路に接する地点から工場まで進んでいくと、なんと標高にして3メートルも下っているということを聞いて驚きました。敷地内を舗装することで雨水が低い方へ流れていくので、激しい雨の時には近隣の民家を水浸しにしてしまう恐れがあります。そのため、地下に一時的に雨水を貯めておける設備をつくり、かかった費用が莫大だったことにも驚きました。思わぬところで「水辺の暮らし」で学んだ視点が生かされました。
  •  ここは最初に訪問依頼の電話を掛けた時には、5日は「古文書講座」というイベントに職員が動員されるため、職員が対応できないということでした。しかし、諦めきれずに、4日に2人だけで訪問して、インタビューをして、さらにその様子を、ビデオ会議システムを使って蜆塚中にいる1年生に生中継しました。2人の行動力はすごいです。では、その感想、振り返りを紹介します。

    「飯田市美術博物館に行きました! 展示物を見たり、インタビューをしたりしました。同じ美術館で働いていても、人それぞれ思いや願いは違うんだなと思いました。現地に行かないと分からないことをたくさん学べました!」

    「美術博物館は、きれいなところで静かでとても見やすかった。恐竜が大きくてビックリしました。動物の模型がとてもリアルで今にも動き出しそうでした。インタビューでは、とても話しやすくて優しい方々で、とてもやりやすかったです。よいインタビューができてよかったです。」

    今回の南信州体験学習では、5日に見学のみで訪問した人や、「巨木と語る」で立ち寄った人など、多くの生徒がお世話になりました。ありがとうございました。
  •  ここは少しわかりにくい場所にあり、駐車場でバスを降りてからも少し歩くことになり、そのような困難を乗り越えての訪問となりました。お昼に「そらさんぽ」でメンバーの一人を見かけたので、感想を聞くと、にこにこして「とてもよかった。」と答えてくれました。その表情からも、この訪問の充実ぶりをうかがい知ることができました。では、その感想、振り返りを紹介します。

    「飯田まちづくりカンパニーに行った。飯田市周辺の歴史や建物、りんご並木のことや建物の再建の話など多くの有益な情報を教えてもらえた。だんだん飯田市に住む人の年齢が高くなり、若い人たちは都市に行ってしまったりして人口が減ってること。快適に暮らせるよう施設を充実させていること。マンションの需要が高いこと。コロナの影響もあって飲食店や商店が危機なこと。長野の自然が破壊されてしまうが、リニアによる経済の活性化がないとこのままでは危ういこと。思っていた以上に危機で、リニアの建設に反対だったが、考えを改めたいと思った。」

    「リニア開通には、メリットだけではなくデメリットもあることを学びました。また、まちづくりは住民の意見はもちろん、『この街をどんな街にしたいか』という思いが大切だと知りました。とても学びのあるお話を聞くことができました。」

    「飯田独特の裏界線などについて詳しく説明していただきました。また飯田の町中にも行き、歩きながら説明をしてくださり、わかりやすかったです。話の全てが刺激的で、とても有意義な時間を過ごすことができました。僕達のために時間をさいていただいた皆さん、本当にありがとうございました。とっっっっっっっっっっっっっても楽しく充実した2日間でした! この活動で学んだ事を、日常生活に活かして行きたいと思います。」

    「飯田ならではの街の特徴、例えば『裏界線』などの独特な文化や、飯田の歴史、例えば昔、大火事で街がなくなったことなどのことを教えてもらいました。また、私達より豊富な人生経験を生かして色々な視点で物事について考えていて、とてもいい経験になりました。そして、準備の段階で、考えていたビジョンよりも多くのことを教えてくださって、飯田のさらなる発展に御尽力されていて、その事業のことも入念に事細かく教えて下さいました。」

    アポイントメントの電話を掛けた時に、飯田市のことを熱く語ってくださった担当の方のことを思い出し、この日に訪問した生徒たちも、同じように感動したのだろう、と思いました。
  •  川本喜八郎人形美術館には3人の生徒が訪問しました。まず、感想を紹介します。
     
    「聞いて初めて知れたことが、たくさんありました。例えば、人形の顔がわざわざ非対称になるように作られており、見る角度によって、表情が変わって見れるようになっていてすごかったです。その他にも人形によってからくりの数が変わっているということがわかりました。とても親切に教えてくれ、最後には人形を操らせていただきました。」
     
    「人形美術館に行ってきました。人形の構造について、人形の動かし方など人形のことを多く知ることができました! 楽しむことも、学ぶこともできて最高の2日間でした!」
     
    「川本喜八郎人形美術館に行ってきました。実際に人形を動かしてみてめっちゃ難しかったけど楽しかったです。人形について色々知ることができました。」
     
    最後に、引率の先生の感想です。
    「その人物の生い立ちから死に際までを学び、それから想像して作成された人形は、一つとして同じ顔のものがなく、生徒自身も目を輝かせて見学していました。また、人形を直接触らせていただくなどの特別な体験もできました。」

    来年度もおすすめの訪問場所だと思います。
  • 訪問した生徒の感想です。

    「飯田市上郷考古博物館に行って、下平さんのお話を聞いてきました。
     飯田市と浜松市の昔からの関係や、地形、古墳の歴史について学ぶことができました。
     飯田市は馬を通してヤマト王権と深く関わっていた事がわかりました。」

    1学期に訪問することができるかどうか、確認の電話をしたときに、浜松の蜆塚中と聞いて、
    「むむ? 蜆塚? なんか、聞いたことのある…。」とおっしゃったので、近くに縄文時代の
    遺跡があることを伝えると、「ああ、知ってます! 知ってます!」と好印象な方が対応して
    くださいました。深く学ぶことができました。
     
  •  4、5校時に3年保健体育科で「創作ダンス発表会」が開かれました。特別講師にRISA先生とRINA先生をお招きし、数週間かけて取り組んできた創作ダンスを見ていただきました。事前に映像に撮ったものを送って、修正点のアドバイスをいただいており、生徒の気持ちはかなり高まった中での発表会でした。
     RISA先生の指導講評の中でも、「すごく修正されていてよくなっていました。驚くほどよかったよ。」というお言葉があり、聞いていた生徒も満足そうでした。