1年道徳の授業

2024年1月18日
     1年道徳の授業にお邪魔しました。教科書の話をもとに各自が意見を述べていました。生徒は先生からの問いかけに対して、一旦タブレットでSpreadsheetに自分の意見を入力して、考えをまとめていました。発言する前の段階で、各自の意見がリアルタイムに共有できていたのです。道徳に正解はありません。また、自分の意見を表出しようとしても、心情を言語化するのは難しいものです。しかし、このように即座に意見を相互参照できることは、多様な価値観に触れ、その中で自分はどう考えるか思慮を深めていく上で非常に有効です。ICTの活用については、「これまでの授業のやり方の一部にICTを取り入れる」のではなく、「ICTを活用しないと成り立たない」ような授業展開をすることが大切だ、と言われます。この道徳は、まさに「ICTを活用したからこそ、生徒各自が考えを深め、意見を述べることができた」授業だったと言えます。