今日は、朝会がありました。
気温も上がってきて、皆さんも多くが夏服
になりました。
大切なのは、気温や体調に合わせて「調節」「自己判断」すること。
夏服もきちんと「着こなせる」天中生になりましょう
。
朝会では、「校長先生のお話」を聞きました
先生方も体育館後方で 皆さんと一緒にお話に聞き入っています
6月になりました。新年度が始まって2か月。
1年生、中学校生活はどうですか?入学式では
「自律」という言葉を贈りました。
「13歳の自律」この2か月、小学校の時より
「自律」したと思えることがありますか?
SNS使用上のルールを学級・学年で決めましたね。
自分たちのために自分たちで決めたルールをみんなで守る。
これも「自律」です。これからも
じっくりと時間をかけて、少しずつ自律していきましょう。
2年生は「14歳の挑戦」、先週は野外活動がありました。
学校生活とは違う環境の中で、仲間と助け合うことに挑戦した3日間。
すぐ前も見えないくらいの霧の中のトレッキング、慣れないカレー作り、大自然の中での集団行動、家での生活とは違う不自由な中での生活ですから、一人の勝手な行動が大きな危険につながることもあります。
キャンドルセレモニーのスタンツで盛り上がった後は、実行委員や部屋長が体育館を一生懸命掃除してくれました
。
酪農体験
や食事
など、どれも楽しかった思い出となったことと思います。
すべての活動を支え、仲間をリードしてくれた実行委員の皆さん、ありがとうございました。
皆さんの「可能性は無限大」
壁を乗り越え、チャンスをつかみ3年生の背中を追いかけて
「14歳の挑戦」を続けてください。
3年生は、
「15歳の志」、4月の修学旅行では、2年間の中学校生活で培った
自分のよさをグループや学級、学年のために生かそうとする姿がたくさんみられました。
実行委員を中心に自分たちの手で笑顔溢れる修学旅行を作り上げるために、
自分以外の人のことを考えて行動している様子がよくわかりました
この写真を見てください。ホテルの部屋です。綺麗ですね
。じつはこれは、
3日めの朝、3年生が出発した後の部屋の写真。こんなに綺麗に整えてありました。これだけでも感心するのですが・・
部屋のテーブルの上には、ホテルの方たちへの感謝の気持ちを表した手紙がたくさんあったそうです。
自分たちが気持ちよく過ごせるように部屋を掃除してくださった方たち、おいしい食事を作ってくれた方たち、顔の見えないたくさんの人のおかげで自分たちが楽しい3日間を過ごせたことへの感謝の気持ち。
自分のよさを生かして人のために働く人へ感謝ができる人は、他者を尊重できる人です。そして、そういう人もまた、自分のよさを人のため、社会のために生かすことができます。そんな皆さんなら、必ず「15歳の志」をもって卒業式を迎えられるはずだと確信しました。
さて今日は、天竜中の学校教育目標「多様性を認め合い 志をもって主体的に生きる生徒の育成」の中の
「多様性を認め合う」ということについて考えてみたいと思います。
「多様性」とは
年齢、人種、国籍、見た目の性別、自覚する性別、障害の有無、価値観、宗教、経験、働き方、好きな人や ものや こと、受けてきた教育、知識や技能、コミュニケーションの取り方、など…
「集団の中に異なる特徴や特性を持つ人がともに存在すること」です。
人はみな「異なる特徴や特性」を持っています。人はみんな違うのが当たり前です。
皆さんは5月26日に新貝海陽くんのお母さん、真夕さんの話を聴きました。
難病の海陽くんと海陽くんを誰よりも愛する真夕さんの生き方。他の誰とも違う生き方をしている二人から、「自分らしく自分を大切に生きることの尊さ」を学んだはずです。
海陽くんと真夕さん、そして私たち、みんな異なる個人です。
その個人が関係性をもつことで形成されているのが家庭、地域、学校などの「社会」なのです。
だれもが異なるという「多様性」を互いに認め合うことができる社会になれば、安心して自分のよさを出し合い、互いに刺激し合い、成長していけるのだと思います。
つまり「多様性」を認め合うということは、よりよい人間関係や社会をつくるために必要なことであり、それは、天竜中キャリア教育が目指す、「関わる力」を身に付けることでもあるということです。
多様性を認め合える人間になるために心掛けてほしい3つのことを話します。
まずは「自分のよさを知る」ことです。
「よさ」とは人と比べて優れているところではありません。人とは違う自分自身のよさを知り、その自分を認めることが必要です。
次に「違いの中身を知る」ことです。
人はだれでも、自分と同じ考え方の人のことは受け入れやすいけれど、違う考え方の人とは関わりたくないと思いがちです。
ピンクを自分の考え、水色を自分とは違う考えだとします。では違う人たちの中身はみんな同じなのでしょうか?
おそらく「違う考え」の中身もいろいろのはすです。
全く違う部分はあるけれど、同じところもある、とか、違う部分の中でも少しお互いに歩みよれば、ほぼ似た考えになる。など、人それぞれの考え方の違いの中身を細かく知れば、同じか違うかのどちらかだけではないことがわかるはずです。
それが分かれば、自分とは違うと思って距離を置いていた人とも近づくことができたり、互いに理解し合えたりします。
さらに「未知の世界を知る」ことです。
自分だけの考えで選ぶ行動は、どうしてもやれるだろうと思える範囲にとどまりがちです。したがって、そこから得られる成長も、ほぼ想定内になります。
そこで、思い切って心の窓を開けて、他者から勧められたこと、頼まれたことなどをやってみると、思いもかけない出来事に出会い、予想もしなかったような感動を味わったり、成長したりすることができるかもしれません。
他者は自分とは違うからこそ、未知の世界を見せてくれるはずです。ただし、勧められたからといって、何でもやればいいということではありません。それは、やっていいことなのか、悪いことなのか、しっかりと考えることが大事です。
以上、自分のよさを知り、違いの中身を知り、未知の世界を知る。「多様性を認め合う」ために、ぜひ考えてみてください。
1学期も折り返しを過ぎ、来週は校内テストです。
来週末までの合言葉は・・・・
「やっちゃえ、勉強」
頑張りましょう。