•  本校ではここ数年の中で、学校生活にかかわる様々なきまりの見直しや改革を行っています。学校主導で行うものもありますが、本校の場合は生徒会から見直しの要求の声が上がることが多く、その都度、生徒や教員が協議を繰り返しています。
     こうした流れの中で、いくつかの約束事(決まり)は生徒の判断にゆだねる形で示しています。例えば、登下校に使用している靴の色。明示された決まりはなし。では、生徒は何をよりどころにして自分が履く靴(色)を選ぶのでしょうか。
     「中学生らしさ」は、つい最近までよく耳にしましたが、基準は不透明で、今の時代にはこの言葉をよりどころとするのは難しいですね。「人に迷惑をかけないならなんでもよい」も、あまりに自己中心的な判断と感じますが、どうでしょうか。「決まりに締め付けられるのは嫌だ」という人がいれば、「決まりがあったほうが楽だ」 という人もいます。「決まりがないと学校生活が乱れてしまう」という人もいれば、「決まりに縛られると、適切な判断ができない大人になってしまう」と心配する人もいます。考え方は人それぞれで、正解・不正解はありません。
     現生徒会長や生活委員長から、「学校の決まり事」の見直しをしたいという声が上がりました。学校側も良きアドバイザーでいたいと考えています。そのためには、教員はどんなアドバイスをしたらよいのか。価値観が多様化し、生活様式も人それぞれの時代。お互いに認め合い、尊重し合うことが求められる今、教員も時代に合わせた行動や言動を身に付ける必要があります。教員だって、人それぞれの価値観を持っています。かつての「十把一絡げ」の校則は通用しない時代ですから、常にキャリアアップを図らないと、時代に取り残されることでしょう。予想困難な未来を生きる中学生には、適切に判断し選択できる力を身に付けさせたいものです。アドバイスを求める彼らに、私たち大人がかける最良のことばとは、何でしょうか。
  •  近隣学校長15名が、定期的に実施する会合の会場として、本校に集まりました。それに伴い、授業を参観していただきました。どの校長からも、落ち着いた授業の様子、工夫された校内掲示、元気の良い挨拶等々、大変ほめてくださいました。
    授業の様子もじっくりと見ていただき、生徒は少し緊張した様子も見えましたが、いつものように落ち着いた雰囲気で、授業は展開できていたと感じました。
     近隣校での情報交換は定期的に行われていて、私たちはそうした情報を本校の教育活動にも反映させています。今回は、いじめをなくすための取り組み事例が他校から紹介されました。いじめ撲滅は、どの学校でも重要課題です。校内でも共有して、生かしていきたいと考えます。
  •  今日の給食のテーマは「免疫力アップ献立」です。整腸作用のある食材を使用した調理、細胞の老化を防ぎ、免疫機能を維持する働きのある栄養素等、食事を通して、この時期特に必要となる知識を得ることができました。感染症防止対策のためにも、日ごろから「免疫力を高める」食材をたくさん取り入れたいですね。
     さて、1年生はLL体験学習を実施しました。グループで決めたテーマや目的に照らして訪問先を選び、事業所や施設等でインタビューを行いました。ご協力いただいたのは24か所。快く本校生徒を受け入れていただきました。本当にありがとうございます。1年生は本年度初めての校外活動。しかも、自分達だけで訪問先まで行き、自分たちでインタビューをしてくるという体験をしました。学校職員も心配をしていましたが、無事全グループが笑顔で学校まで戻ってくることができました。あるグループは、リモートでのインタビューに挑戦です。リモートとはいえ、面識のない大人との会話は、相当緊張したことでしょう。今回の体験から、学ぶことは数々あったことと思います。「働くこと」「浜松を魅力あふれる街にするために貢献していること」等々、インタビューから得たものをもとに、探究活動は次のステップへと進みます。「い」「つ」「き」「え」の4つの力が育ち、3年時に行うLL発表では、社会に貢献する「自分らしさ」を身に付けた、成長した姿を披露できることと信じています。
     1年生保護者の皆様、充実した活動ができるようご協力をいただき、ありがとうございました。
  •  今週は給食週間です。毎日の献立もそうですが、昼の放送では学校職員から「思い出の給食」を紹介する放送が流れて、給食週間を盛り上げています。
     教職員は、小中学校時代に提供された給食について、懐かしいエピソードとともに紹介をしています。給食・献立は、時代背景が垣間見え、教職員の幼かった頃の様子が目に浮かぶようで、楽しく放送を聞いています。最近ではふるさと給食や、浜松パワーフードを活用した献立が日々提供されています。浜松をはじめ、それぞれの地域にある食文化を大切にしたいという思いが反映されていると言えます。物価高騰との戦いも、現在は大きな課題と言えます。
     昨日は「体力アップ」今日は、「能力アップ」がテーマとなった献立でした。献立に込められた意味をかみしめて食べることで、体は吸収力を増し、重要な栄養素を取り入れようと働くことでしょう。自分の体のために、おいしく残さず給食を食べてほしいと願います。
  • 今週は給食週間

    2025年1月20日
       今日から始まった給食週間は、いつも以上に給食に関心が高まるよう、栄養教諭が気合を入れています。給食週間のテーマは「未来の自分と次世代へつなげよう!健幸食生活」。健康につながるテーマが毎日設定され、献立が立てられています。
       今日は、お茶を楽しむ献立でした。お茶フライ、茶そうめん、抹茶クリーム大福が登場し、お茶を満喫しました。緑茶の健康効果として、「カテキン」の抗菌、抗ウイルス作用、「テアニン」のリラックス効果、「ビタミンC」の抗酸化作用が、紹介されました。緑茶を飲む習慣がついているご家庭では、普段から健幸生活ができているということになりますね。今日の給食では、抹茶クリーム大福が人気だったようです。
       明日はどんな給食が登場するでしょうか。楽しみですね。
    • 1・2年のLL学習

      2025年1月17日
         11月に行った3年生のLL発表会には、1・2年生の生徒が参加しています。3年生の姿は、下級生にとってLL学習の到達する姿(目標)と言えます。総合的な学習の時間は、3年間を貫くテーマ「浜松(静岡)をよりよくするために何ができるか」のもと、各学年の小テーマが示され、生徒は個々の課題を追究し、区切りのタイミングで学びの成果を確認する場を持ちます。成果を発表する中で、これまで学んできた様々な知識や技術を用い、自分の意見を発表します。この時、社会に貢献する「自分らしさ」が、自覚できると考えます。
         今日の総合的な学習の時間では、次週に設定された体験的な学習の時間の準備を行っていました。1年生は、市内の事業所や販売店等約40か所に、グループで訪問します。職業を通して、浜松発展のためにどんな貢献をしているのか、インタビューの内容を考えました。また、目的地までの行き方、トラブルの対応方法、社会人として必要なルールやマナー等を確認し、体験学習に向け意識が高まったことと思います。
         2年生は、14企業の事業者や関係者を迎え、働く意義や課題等をうかがいます。当然質問も考えていて、深く探究する機会となるよう準備していました。あるクラスでは、気持ちの良い挨拶やマナーができるように、プチ練習を実施。社会に通用する大人になるためには、こうした経験が重要ですね。
         両学年ともに、準備を確実に行って充実した探究活動が実施できるよう、祈っています。そのためにも、この休日は体調管理を十分にお願いします。
      • 面接練習 本格化

        2025年1月16日
           2月に入れば、県内私立高等学校入試が4日と5日に控えています。今年も多くの3年生が受検予定です。入試には、筆記と面接があります。受検にかかわらず人生において面接の機会はあり、自分をよりよく知ってもらうためのスキルを身に付けること、適切なマナーや作法を身に付けること等は、社会に通用する大人になるためにも重要なことと言えます。
           本校3年生も、面接の練習が本格化してきました。これまでは、テキストを使って志望理由や高校生活の目標など、自分の思いを言葉にして、質問に対する答えの準備を行ってきました。次のステップは、実際の面接場面を設定した練習です。3年生の各学級では、面接官役と受検者役に分かれて模擬面接をしたり、グループ協議の場を設定した練習をしてみたりと、実践的な対策を行っていました。メラビアンの法則からも、「第一印象が大事」と言われます。気持ちの良いあいさつや、適切な言葉遣いなど、日常から心掛ける生活にかえていきたいものです。
        •  3学期が始まり、2週目に入りました。授業の様子も落ち着いていて、お休み気分はすっかり抜けたようです。
           学級活動等の時間を遣い、新学期 あるいは新年の抱負や目標が書かれたカードが、校内の掲示板にあふれています。テストや成績、部活動の目標、私生活等々、1年の初めは気持ちが前向きになるものです。その気持ちを目に見えるようにしておくことで、夢や希望は叶いやすくなります。今年の終わりに、「1年の計は元旦にあり」の言葉は、正解だな と振り返られる1年にしてほしいと思います。
        •  学校給食では、生徒にとって必要なエネルギーや様々な栄養素をバランスよく提供するとともに、食育にも力を入れています。行事食はそのよい例で、先日の七草に続き、今日の給食では「鏡開き」にちなんだ「ぜんざい」が提供されました。栄養士が毎日発行する給食だよりには、今回も「鏡開き」にちなんだ話題が提供され、生徒は意味やいわれを知ったうえで、喫食しています。
           生徒の様子を見に行くと、ほとんどの生徒はぜんざいが好きで、男女を問わずおいしそうに食べる姿がありました。給食室では乾燥した豆をもどし、時間をかけてぜんざいを調理しています。ありがたいことです。
        •  昨日の給食では、七草すいとんが登場しました。例年、行事食として提供されるもの。ご家庭でも「七草がゆ」が調理されたのではないでしょうか。
           給食室前には、春の七草が並べられ、七草粥を食べるいわれ等を紹介するコーナーができました。五節句の1つ、人日(じんじつ)の節句は、1月7日。七草がゆは、お正月のお祝いを終え、ご馳走を食べすぎたことで胃腸が疲れるタイミングのこの時期に、収穫される野菜が少ないことも理由として、七草をおかゆに入れて食べたという風習が現在に続いています。学校では、手作りのすいとんが優しい味わいで汁の中に入り、胃袋も温まりました。源平なますも添えられ、まだ少し、お正月気分です。
           今月は、20日からの1週間が給食週間となります。毎日テーマにちなんだ調理が提供されます。どうぞ献立表でご確認ください。

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