2023年7月

  • 7月27日の朝です。自転車に乗って、にこにこ笑顔で進んでいく村櫛っ子たち。
    とっても楽しそうですよね。
    どこへ行こうとしていると思いますか?
    子どもたちが向かっていたのは・・・村櫛町の自慢の場所です。
    それは、村櫛海岸です。
    浜名湖と山々の風景がとてもすてきな眺めです。とことこと砂浜を歩くヤドカリや、海中にはアマモやクラゲなどの多様な生き物が生息しているところです。
    実は、この日、この村櫛海岸にて、5、6年生の子供たちと、保護者同伴が可能な4年生が浜名湖体験が行われました。
    夏休み中の子供たちは、自宅から自転車で集合しました。
    保護者の方、教員が協力をして子供たちの安全を見守りながらの活動しました。
    海に入る前に、アドバイザーさんからお話を聞いて、さっそく”水中の生き物観察”開始です。
    どんな生き物がいるかな?
    水中観察眼鏡を使って、海の中をあちこちのぞいてみました。
    生き物を見つけるたびに 「あっ、いたいた!」 「どこどこ?」 「わぁ、これって何だろう?」などなどのうれしそうな声があちこちから聞こえてきました。

    見つけた生き物たちをじっくり観察するために、しばしの間、水槽に入れてみました。
    な、なんと、タツノオトシゴの赤ちゃんまで見つけました!!2匹もいたそうです!
    す、すごい!!
    自分たちの住む町のすぐそばに、タツノオトシゴの赤ちゃんがいるなんて、感動です!!
    村櫛の海、最高です。
    観察を終えた後、水槽に入れていた生き物たちは、「ありがとう、元気でね」と海へ戻しました。

    そして、今度は海で泳ぐ体験です。
    学校のプールとの違いを感じながら、海で安全に泳ぐためにはどうすればいいかを知るため、波に沿って泳いだり、逆らって泳いだりしてみました。
    泳いだ後は、近くの施設でお借りした水道の水で砂などを洗い流して、体操服を着ました。

    そして、海岸のごみ拾いです。
    ごみを拾う活動を通して、美しい自然や生き物が生息する豊かな環境を守るためには、人々の努力が必要であること、自分たちもこの村櫛町の一員として、できることをしていこうという気持ちを高めます。
    きっと、子どもたちは、最初に見つけた生き物たちのことを思い浮かべながら、ごみを拾っていたと思います。

    安全に活動するために、御協力をいただいたアドバイザーの方をはじめ、街頭指導、水中監視などに御参加くださった保護者の皆様、ありがとうございました。
    この浜名湖体験は、村櫛っ子たちが自分たちの生まれ育った村櫛町のすばらしさを再発見する時間となったと思います。
    すばらしい体験をさせてくれた村櫛海岸、そして、この海岸を守ってきた地域の人々に感謝です。
     
  • 7月24日(月)12:30~13:00 トビオにて、村櫛小5年生が30分間回泳にチャレンジしました。
    佐藤小、気賀小、西気賀小の5年生の子たちと一緒にチャレンジしました。
    スタート前の子供たちは、やや緊張した面持ちでした。
    泳ぎ始めると、どの子も真剣。
    雰囲気に慣れてきてからは、余裕の表情で泳いでいる子もいました。
    電光掲示板に残り5分の表示が出ました!!
    あと、もう少し!!がんばれ、がんばれ!!
    30分間、泳ぎ切りました。
    5年生、30分間回泳合格おめでとう!!
    今まで体育科の学習や放課後の練習で頑張った成果です。
    この合格を自信に変えて、さらに大きくたくましくなってください!!
     
  • 輝くような青空が広がった本日、村櫛小では、1学期の終業式を行いました。
    校庭では、校旗がさわやかな夏の風に吹かれ、木々の枝でセミが一生懸命鳴いていました。
    大きなけがや事故もなく、無事に1学期が終えられたのは、子供たちを常に温かく見守って下さった保護者の皆様や地域の皆様の御支援・御協力のおかげです。心より感謝申し上げます。

    終業式に先立ち、先週の金曜日に行われた6部会水泳記録会にて、入賞した6年生の表彰を行いました。
    50m女子自由形で第2位でした!
    この記録会には、5,6年生14名が参加し、どの子も自分の目標に向かって、よくがんばりました。

    表彰を終えると、始業式が始まりました。
    校長先生からどの子もよく頑張った1学期だったとほめていただきました。
    初めて出会うこと、初めて体験することは、ドキドキするけれど、ドキドキする気持ちを乗り越え、笑顔でやりきることができていた。
    1年生は、村櫛の1年生として、頑張って学校に通った。
    2年生は、1年生のよい手本として、よくがんばった。
    3年生は、リコーダーや習字などの初めてがいっぱいだった。
    4年生は、花壇や水槽を任されてがんばった。海外からの留学生との交流をした。
    5年生は、委員会活動が始まり、6年生とともに学校を支え始める活動が増えた。
    6年生は、最上級生としての責任を受け止めた1学期だった。
    特に1年生との関わる姿にたくましさ、優しさを感じた。

    校長先生にほめてもらえて、子供たち満足そうな顔をしていました。
    続いて、2年生と5年生の代表児童の子が1学期にがんばったことの発表をしました。
    2年生は、七色の縦割りグループで取り組んだ長縄のこと、友達のよさを見つけることの大切さを、5年生は、林間学校で学んだことやピアノ伴奏にチャレンジしたことなどについて話しました。
    発表が終わると、村櫛ファミリーのみんなから温かい拍手が起こりました。

    最後に校歌を歌いました。
    1学期の学校での出来事を思い出しながら・・・明日から始まる夏休みにワクワクしながら・・・

    各学年の今学期の姿を写真でちょっと紹介します!
    1年生。アサガオの観察をしたり、ハサミを上手に使って、紙を切ったり・・・
    2年生。話し合いが上手になってきました!!
    3年生。算数科の授業では、自分の考えをしっかり表現していました。
    4年生。オイスカ高校の留学生と交流。日本の文化を伝えました。
    5年生。橋の補修工事の現場を見学したり、左官体験をしたり。
    将来の職業のこと、なりたい自分を意識し始めてきました。
    6年生。交通安全リーダーとして、町の駐在さんとともに、危険なところを話し合ったり、リーダー宣言をしたり。ほんとうに頼もしくなりました。

    村櫛ファミリーのみんな~!!
    1学期間、本当によく頑張りました!!
    明日からの夏休み、家族や友達、地域のみなさんと、ぜひぜひ思い切り楽しんでください!!
    ラジオ体操もがんばって!!
    思い出いっぱい、笑顔いっぱいの素敵な夏休みになりますように・・・。
  • 7月7日は、七夕ですね。
    村櫛小学校の職員玄関には、校長先生が用意してくださった七夕飾りが飾られています。
    そして、3,4階の廊下にも、先生方が用意した笹が!
    そこには、村櫛ファミリーの子供たちや職員の願い事が書かれた短冊が飾られています。
    願いが叶うとうれしいですね。でも、願いをかなえるためには、そこに向けての”努力”も必要だということを忘れないでほしいなと思います。
    さて、七夕より少し前の7月3日(月)に村櫛小では、朝会がありました。
    まずは、4年生の代表児童の子たちが、苦手な算数を頑張りたいあいさつをもっともっと広げたいなどと目標をお話してくれました。
     
    きっと、宣言どおり、これから頑張ってくれることと思います。

    次に校長先生のお話です・・・でも校長先生は、出張だったため、代わりに今回は教頭の話でした。

    初めに子供たちに問いかけました。
    友達や先生、家の人、地域の人とお話をするとき、どんな言葉をつかってお話していますか?
    振り返ってみましょう。
    ・正しい言葉遣いができているかな
    ・優しい話し方ができているかな?
    ・相手を見て、温かい聞き方ができているかな?
    ・だれが聞いても気持ちのよい言葉を使っているかな?
    ・みんなの気持ちをがっかりさせる発言をしてないかな?
    ・人の名前を呼ぶとき、○○さん、○○くん、○○先生と呼ぶことができているかな?

    子どもたちの中には、ちょっぴり苦笑いしている子がいました。
    人は、仲がよくなり、心の距離が近くなると、だんだん遠慮がなくなって、ついつい相手がいやな気分になるような言葉を使ったり、行動をしたりすることがあります。ちょっとした一言で、相手はとてもうれしい気持ちになったり、反対にいやな気持ちになったり、傷ついたり・・・
    言葉には、人の心を動かす力があるのです。
    どうせなら、相手を嬉しい気持ちにしたり、やる気を起こしたり、笑顔になれるような言葉を使ったほうがいいですよね。
    「親しき仲にも礼儀あり」
    村櫛ファミリーのみなさんには、どんなに仲のよい相手であっても、互いに笑顔になれるように、礼儀を大切にし、相手の気持ちを考えた話し方、接し方ができるようになってほしいと思います。
    だから、今年の七夕の短冊に書く願いは、「村櫛ファミリーのみんなが互いに、心が温かく、前向きになるような素敵な言葉遣いができますように」にしようと思います。この願いが叶うように、みなさんの力を貸してください!
    ちょっと長いお話を、子どもたち、真剣に聞いてくれました。(ありがとう!)

    最後に校歌を1番だけ歌いました。
    これから、村櫛ファミリーのみんなが素敵な心温まる言葉を使っていってくれるとうれしく思います。
  • この写真を見てください!これは、本校の6年生児童が、能楽の三保の松原を舞台にした謡曲「羽衣」の天女の衣装をまとった姿です。とても美しいと思いませんか?
    少し前のことですが、6月21日(水)村櫛小学校の体育館では、「能楽鑑賞教室」が開かれました。
    この日、子供たちは、なかなかチャンスのない”本物の伝統芸能”に触れるひとときをもちました。
    来てくださったのは、宝生流能楽師 佐野登さんです。
    能の基本となる立ち姿、姿勢の大切さや手の動きなどを実演を交えながら教わりました。

    子供たちにとっては、なかなか馴染みのないものだったこともあり、
    「わからない」とつぶやく子が・・・すかさず、佐野さんからは
    「分からない、できないと言わない。よく見て、よく聞いて、まねてみる。そうすれば、だれにでもできる。」
    足袋をはいて、扇子をもって動きを体験した子たちは、
    「見ているだけのときと違い、実際にやってみると、手の角度や扇子の持ち方が難しかった。」
    とのことでした。
    謡曲「羽衣」を全校の前で言うことに挑戦した子もいました。

    そして、最後にいよいよ代表の6年生が「羽衣」の衣装と能面を着ることに。
    次第に仕上がっていく様子を会場みんなで見守りました。
    衣装を着終わったところで、「羽衣」の動きを体験。
    能面を着けての動きは、やはり臨場感あふれていて、”能”のすばらしさを感じます。

    体験した6年生の感想です。
    「人生で初めて着物を着ました。あとで写真を見せてもらったら、とても美しく上品で感動しました。とても重くてずっしりくる感じでした。お面をつけると視野がぐんと狭くなり、下を向くことができなくなりました。これから、知らないことであっても、前向きに受け入れていきたい。いろいろなことにチャレンジしたいと思いました。
    鑑賞会後に校長室で佐野さんは、
    能を通じて、普段の生き方の中で、大切なことを感じてほしい
    とおっしゃっていました。

    子どもたちの感想の中には、
    ・すぐにわからないって言わない
    ・学ぶときは、「聞く、見る、話す」をしっかり行うようにしたい。
    ・能は、奥深い日本文化だと思った。もっと知りたくなった。

    などのことが書かれていました。

    地域の方や職員たちからは
    ・能楽を身近に感じる貴重な機会となった。
    ・羽衣の謡曲を子供たちにテンポよく復唱させたのがおもしろいと思った。子供たちは一生懸命まねていた。
    ・礼儀作法を教わり、よかった。
    ・話の聞き方や失礼のない態度は、大人がぶれずに指導できるとよいと思った。

    という声が聞かれました。

    佐野登さん、お忙しい中、遠方より多くの荷物を携えて村櫛小学校においで下さり、ありがとうございました。
    教わったことを村櫛小の子供たちも職員も地域の方々とともに心に留めて過ごしていきます。

    なお、この能楽鑑賞教室は、村櫛町自治会および静岡県出版文化会の助成を受けて実現しました。