伝統芸能にふれる(6/21 能楽鑑賞教室)

2023年7月2日
    この写真を見てください!これは、本校の6年生児童が、能楽の三保の松原を舞台にした謡曲「羽衣」の天女の衣装をまとった姿です。とても美しいと思いませんか?
    少し前のことですが、6月21日(水)村櫛小学校の体育館では、「能楽鑑賞教室」が開かれました。
    この日、子供たちは、なかなかチャンスのない”本物の伝統芸能”に触れるひとときをもちました。
    来てくださったのは、宝生流能楽師 佐野登さんです。
    能の基本となる立ち姿、姿勢の大切さや手の動きなどを実演を交えながら教わりました。

    子供たちにとっては、なかなか馴染みのないものだったこともあり、
    「わからない」とつぶやく子が・・・すかさず、佐野さんからは
    「分からない、できないと言わない。よく見て、よく聞いて、まねてみる。そうすれば、だれにでもできる。」
    足袋をはいて、扇子をもって動きを体験した子たちは、
    「見ているだけのときと違い、実際にやってみると、手の角度や扇子の持ち方が難しかった。」
    とのことでした。
    謡曲「羽衣」を全校の前で言うことに挑戦した子もいました。

    そして、最後にいよいよ代表の6年生が「羽衣」の衣装と能面を着ることに。
    次第に仕上がっていく様子を会場みんなで見守りました。
    衣装を着終わったところで、「羽衣」の動きを体験。
    能面を着けての動きは、やはり臨場感あふれていて、”能”のすばらしさを感じます。

    体験した6年生の感想です。
    「人生で初めて着物を着ました。あとで写真を見せてもらったら、とても美しく上品で感動しました。とても重くてずっしりくる感じでした。お面をつけると視野がぐんと狭くなり、下を向くことができなくなりました。これから、知らないことであっても、前向きに受け入れていきたい。いろいろなことにチャレンジしたいと思いました。
    鑑賞会後に校長室で佐野さんは、
    能を通じて、普段の生き方の中で、大切なことを感じてほしい
    とおっしゃっていました。

    子どもたちの感想の中には、
    ・すぐにわからないって言わない
    ・学ぶときは、「聞く、見る、話す」をしっかり行うようにしたい。
    ・能は、奥深い日本文化だと思った。もっと知りたくなった。

    などのことが書かれていました。

    地域の方や職員たちからは
    ・能楽を身近に感じる貴重な機会となった。
    ・羽衣の謡曲を子供たちにテンポよく復唱させたのがおもしろいと思った。子供たちは一生懸命まねていた。
    ・礼儀作法を教わり、よかった。
    ・話の聞き方や失礼のない態度は、大人がぶれずに指導できるとよいと思った。

    という声が聞かれました。

    佐野登さん、お忙しい中、遠方より多くの荷物を携えて村櫛小学校においで下さり、ありがとうございました。
    教わったことを村櫛小の子供たちも職員も地域の方々とともに心に留めて過ごしていきます。

    なお、この能楽鑑賞教室は、村櫛町自治会および静岡県出版文化会の助成を受けて実現しました。