夏休み期間中は、先生方から生徒の皆さんへ
暑中見舞い(残暑見舞い)として、
メッセージをお届けします
今回の担当は、7組担任のH先生です
地球人のみなさん、"ほりにちは"
"ほげんき"ですか?
4月から縁あって三ヶ日中に通い始めた「ほりん星人」です。
この夏も「ほりん星」には"帰星"できず、
暑い地球で"まったりんご"な夏を過ごしております。
"みかんの星"三ヶ日に上陸して4か月、
みなさんの「
ほりん語」の上達には目をみはるものがあります。
廊下ですれ違えば、全力の「ほりにちは!」をくれます。
さらに、「り」で終わる言葉に「ん」と「ご」の2文字を付けて、
「〜りんご」と言い始めたら「ほりん語マスター」!
みなさんの郷土の誇り"みかん"への後ろめたさをお察ししますが、
それでも「
〜りんご」を連発してくださいます。
最近は職員室でも「ほりん語ユーザー」が増殖中
先生方も一生懸命、異星人との異文化コミュニケーションに努めてくださいます。
新しい言語は、
ゆっくりんご、じっくりんご、はっきりんご使うことで習得できます。
さて、この「
ほりんワールド」
あるときまで地球人のふりをして過ごし、
突然「
ほりん星人」と、正体をバラして過ごすことになったのか、
よくお問い合わせいただきますので説明します。
自己開示したのは、浜松で中学校の教員になってすぐのことです。
その前は別の地域で高校の教員、さらにその前は雑誌編集者でした。
その頃は、自分は地球人、と言い聞かせ、人にはひた隠しにしていました。
ところが、時代は進み、「多様性」が叫ばれるようになりました。
ふるさとを明かし、ありのままで生きようと思ったのでしょう。
どの中学校でも、「
ほりん星から来ました」と、地球外生命体であることを告げても、
関係機関に通報されることなく、思いのほか受け入れられました。
地球人の広い心に感動します。
みなさんは今後さまざまな人に出会います。
やがて、「この人、変だなぁ」と思う人に出会っても、
「中学校のとき、宇宙人の先生いたなあ」と思い出して、
だからといってそれを理由に差別をしなかった、
たくさん「
ほりん語」で挨拶した、
あるいは、学校生活を一緒に楽しんだ、
ということを思い出してくだされば嬉しく思います。
ところで時々私のことを「ほりん星!」と呼ぶ人がいます。
それは、地球人のみなさんのことを「地球!」と呼ぶのと同じ。
あるいは、国や県などの地名で呼ぶのにも似ています。
どこの出身であっても、出身地はその人の背景のひとつであり、
わざわざ強調されることでもありません。
私が私たるゆえん、それは、「ほりん星人だから」もありますが、
それ以上に、「地球に堕ちてから得たもの」が多くを占めます。
次に担当する8月の回で、
その「地球ライフ」の一部をご紹介したいと思います。
それでは、"ほげんき"で