いのちについて考える日

2024年6月11日
     浜松市の小中学校においては、市内一斉に6月12日は、「命について考える日」となっています。
     舞阪小学校でも、「自分の命」、「他者の命」の大切さ、重さについて考えるために、道徳や日々の生活の中で子供たちに問いかけていました。
     昨日(6/10)の朝会では、校長先生から「命」についての話を聞いたり、学年の代表が「命」についての考えを発表しました。
    【校長先生の話】
     今日は命について考える日です。浜松市のどの小学校、中学校でも命について考える日をさだめ、このような会を開いています。この世にたった一つしかない命です。みなさんが、命について考え、自分の命と周りの人の命を大切にするためにこの日ができました。
     舞坂小学校の目標「さかな」の「な」は「なかま」ですね。
     なかまを大切にしてほしい。
     思いやりのある行動をしてほしい。
     自分の命はもちろん、みんなの命を大切にする子になってほしいという願いが込められています。
      
     舞坂小学校の誕生日は6月19日です。今年で151歳になります。
     みなさんにも誕生日がありますね。誕生日はあなたが生まれた大切な日、命が生まれた日です。誕生日は、「生まれてきてくれてありがとう」という周りの人の気持ちや一つ年をとったことで、命が確かに今、存在していることの確認をする日だと思います。私たちは一人では生きていけません。多くの人に助けられ、支えられたから、今、あなたはここにいます。そして、命と時間の二つだけは、人から借りたりもらったりしたら返すことができません。だからこそ命と時間は特に大切に守らなければならないものなのです。「命を大切にする」ということは「人を大切にする」ということです。あなたの周りにはあなたを大切に思ってくれる人がたくさんいます。だからあなたも自分の命と、周りの人の命を大切にしてください。
     
     私の願いは、みなさんが、毎日安全に学校に来て、安全に生活して、安全に家に帰ることです。
     そして元気で明るく生活してほしいと願っています。今日は命の大切さについて改めて考えてみましょう。
    【1年生代表の言葉】
     「いきて いるって、いいな」とおもうことを みんなでかんがえました。
     わたしは、いきているから いろんなものを みることができて、たのしいなとおもいました。
     ともだちは、いきているから みんなとあそべるし、おしゃべりも できるよ といっていました。
     いきていると いろんなことが みんなと できるから、たのしいな とおもいました。

    【2年生代表の言葉】
     いのちについて思ったことは、いのちは一つしかないし、どうぶつにも、しょくぶつにも虫にもいのちがある。
     じぶんのいのちは、じぶんでこころづよくまもらなきゃいけないと思いました。じぶんたちをだいじにうんでくれたおかあさんも、ぼくをだいじにそだててくれたおとうさんも、一人一人にいのちがあるからです。

    【3年生代表の言葉】
     「生きている仲間」というは、命をもっている人、動物や植物、その全部が仲間だと思いました。その中でも、特に「家ぞく」がぼくにとってのいちばんの仲間です。どうしてかというとお母さんにいつも感しゃしているからです。それに、自分を産んでくれた大切なお母さんで、お母さんのおなかのなかにいた時は、ぼくも、お母さんの一部だったと思ったからです。父さんは、いつも、夜おそくまで仕事をしてくれています。感謝しています。

    【4年生代表の言葉】
     「せいいっぱい生きる」とは失敗しても成功しても、泣いても笑ってもずっと死ぬまで生きることだと思いました。命は一つしかないからずっとむげんに生きるということはできません。一生けんめいがんばってもがいて生きていきたいと思いました。

    【5年生代表の言葉】
     「精いっぱい生きる」とは、自分のやりたいことをしたり、目標をもったりして、時には楽しみ、時にはがんばったりして、自分に自信をもつことだと思います。自分をその人生で大好きになって、家族に「自分の命をつくってくれたこと」をかんしゃすることだと思います。わたしは、まだ全然かんしゃできていません。びょう気にならないように気をつけて、親を悲しませないで精いっぱい生きていきたいです。

    【6年生代表の言葉】
     道徳の授業で「あかはなそえじ」の学習をして、命はやはりとても大切で、かけがえのないものだと思いました。
     今、こうやって勉強や運動ができるのもかけがいのない大切な命があるからです。病気のせいで入退院をくりかえしたり、思うように体を動かせない人もいるから、健康な人には、当たり前のこともそうでない人がいることを意識することができました。
     これからは、生きている子の時間を大切にし、明日でいいという考えを捨て、今という大切な時間をむだにしないように努力して生活します。


     代表児童だけでなく、舞阪小学校の児童全員が、「一つしかない命」「かけがいのない命」について考えることができています。日々の生活の中で、いつも「なかま」を大切にし、当たり前のことにこそ感謝していけると誰もが幸せに過ごしていける気がします。「命」について考えた経験を大切にしていきましょう。(文責;教頭)