給食週間 給食室の様子

2023年1月24日
     昨日に続き、またも曇り空の火曜日です。体は寒さに震えても、心だけは温かくありたいものです
     さて、本日のブログは、栄養教諭・柴田先生が担当します。どうぞ御覧あれ。

                   
     1月23日(月)~27日(金)は給食週間です。sad
     給食では、食べながら味わって、給食の歴史や栄養について、子供たちに伝えていきたいと思い、1日ずつ献立のテーマを決めて、実施しています。
     23日(月) 昔の給食献立
     24日(火) まごわやさしい 献立
     25日(水) お鍋を囲んで家族団らん献立(すき焼き)
     26日(木) スピード&ストック朝食
     27日(金) お茶を楽しむ献立

     いつもと違う特別献立となり、給食室も少し慌ただしくなります。なかなか見ることができない給食室の中・・・。今回は、昨日提供した「昔の給食献立」を作る給食室の様子を紹介したいと思います。sad
     毎日朝8時頃、地元の八百屋さんから新鮮な野菜が納品されます。今日は、三方原産のじゃがいもが入りましたできるだけ地元の野菜を使っています。
     野菜は、どの野菜も3槽の水槽で3回洗っていきます。冬の冷たい中ですが、調理員さんたちは丁寧に野菜を洗っています。
     洗った後は、おかずに合わせた切り方に、丁寧に、そして素早く切っていきます。
     9時頃には、お肉屋さんが来ます この日は、鶏肉と豚肉を納品してもらいました。重さや温度をしっかりと確認しています。
    (↓)「鶏肉の竜田揚げ」を作っている様子ですsad
     ①下味をつける  ②片栗粉をまぶす  ③油に少しずつ入れていく  ④くっつかないように鶏肉を揚げて、温度をはかる   ⑤油を切りながら取り出す

     たくさんの量のため、この作業を8回ほど繰り返します

    (↓)続いての写真は、シチューに使うホワイトルウを作っているところです。
     ①バターを溶かす  ②小麦粉をだまにならないように入れる  ③よく炒める(最初はカスタードのようにボテボテしています。)  ④30分以上よく炒める(トロッとした状態になり、ほどよく固さがでたら完成です。)

     手作りのルウは、あっさりした味わいの中にコクがあり、とてもおいしいです。laugh
     野菜を塩、カレー粉でよく炒めた中に、水、ルウ、調味料、牛乳を入れて煮込んでカレーシチューの完成です

    「昔の給食」献立の完成ですwink
     昭和40年代、ちょうど校長先生世代の方たちが食べた献立取り入れました。
     カレーシチューは、ごはん献立がなく、毎日パン献立だった時代に、パンでもカレーが食べられるように考えられたもので、ホワイトシチューにカレー粉を入れて、スパイシーなシチューに仕上がります。鶏肉の竜田揚げは、鶏肉をしょうゆ味の下味に漬け込んだから揚げです
     現在の子供たちにも、昔の給食は大変好評でした。sad
     特にカレーシチューは、初めての味でしたが、「パンによく合っておいしかった。」「まだ食べたい。」という感想が聞かれました。鶏肉の竜田揚げは、昔も今も大人気です
     給食の歴史の掲示も給食室前に行いました。子供たちは見ながら、「脱脂粉乳ってどんな味だろ?」「お母さんに、アルミの食器だったか聞いてみよう。」と、おじいちゃん、おばあちゃんが食べた給食、お父さん、お母さんが食べた給食に興味をもったようでした
     給食週間の献立やイベントを通して、食や栄養について知ったり、作ってくれた方への感謝の気持ちをもったりできるといいです。laugh(文責;栄養教諭)