<校長の話>
生徒と先生、みんなで創り上げた立志式、ありがとうございました。そして、実行委員の円滑な進行も素晴らしかったです。とても有意義な「いぬじゅんさん」の講演も聴くことができ、さらには、開かれた未来がある皆さんの決意表明や、繰り返し練習をした、気持ちがこもった学年合唱は、聴いていてエネルギーをもらえるというかとても心地良くなりました。自分の今の思いを、是非実現してほしい、やり抜いてほしいというのが、素直な感想です。そして、皆さんの信条としている「座右の銘」は、人それぞれなのだなということ、皆さんが迷ったり悩んだりしたとき、ブレることなく進んでいける拠り所に必ずなるであろう大切なものだと感じました。
さて、皆さん「節目」という言葉、どのように捉えているでしょうか。
「節目」とは・・・草木などの節の部分(竹の節がわかりやすいでしょうか)
・・・物事の区切り目
中学校において、入学式、卒業式がとても重要な区切り目であるのは説明するまでもありませんが、2年生の今日の「立志式」もそれに匹敵するくらい意味のある区切り目といえるのではないでしょか。竹の「節目」は、「まっすぐ上に成長していくことを担っている部分」であり、「竹全体の強さを保つために必要なところ」と言えるのでは・・・であるとすれば、今日の立志式という「節目」は、今までの自分から違う自分へ大きく成長する日、自分自身の存在がさらに力強くなれる日と言えるのかもしれません。もちろん、今日の日が、本当の「節目」になるかどうかは、最終的には、皆さんの心持ち、それこそ志(こころざし)次第だと思いますがどうですか。
保護者の皆様、自分のお子さんがこれからの思いを語ったり、表現したりしている姿や作品はどうでしたか。自分の進む道は、最後の最後は「自分自身できめる。」「誰かに言われたからそうした。」というようなことは、あるべきではないと思います。ただ、それを決めるきっかけになるのは、成長段階における様々な経験をはじめ、家族を含めた周囲の人からの影響がとても大きいように感じます。大人は、いいアドバイザーとして、いろいろな人やことに関わらせ、でも見守ってあげるという姿勢がいいのではないかと思いますが、どうでしょうか。様々な準備を重ねて迎えた今日の立志式の日が、子どもたちにとって、大きな「節目」の日になることを願っています。ありがとうございました。