本日は、校長室からのリモート全校集会でした。学校教育目標(=目指す生徒の姿)に掲げられた「自立」について、生徒に投げ掛けをしました。生徒会自らが学校教育目標に関心・課題意識を持ち、アクションを起こしてくれたことに、頼もしさを感じます。以下、話の内容を掲載しますので、確認していただければありがたいです。
<全校集会 ~「自立した姿とは」・・・~>
先日、お昼の生徒会放送で、学校教育目標「自他を敬愛し、自立できる生徒」について皆さんに投げ掛けがありました。学校教育目標とは、言い換えると「目指す生徒の姿」になります。生徒会が、学校教育目標(目指す生徒の姿)に関心・課題意識を持ち、全会員に考えるきっかけを与えてくれたことがとてもすばらしいし、嬉しく思いました。
「自立」とは・・・人に頼らず、自分の力でものごとを行っていくこと・生きていくこと と示されていました。 皆さんは、自立した姿をどのようにイメージしているでしょうか。皆さんが・・・
1歳半ぐらい → 初めて自分の足だけで、立ち上がること (お父さんお母さんは、手をたたいて喜んだことでしょう)
小学生になったばかり → 自分1人で登校・下校ができる (その後ろ姿をずっと見ていたお母さんもいたのではないでしょうか)
社会人になったら → 自分の稼いだお金で生活をする (食費、電気・水道代、スマホ等通信費・・・ 経済的自立と言います)
では、中学生(もうすぐ高校生)の自立した姿とは、どのような姿だとみなさんは考えますか?
「幸せ」と同じで、答えは人それぞれ、一つではないと思います。
私が思う「自立した姿」を2つ話します。
1つは、「毎朝、自分の力で起床する」ことです。(自分で目覚ましをセットも含め)何か特別な理由があれば別ですが、起床という1日のスタートを、毎日自分の意志で始めることの積み重ねこそ、自立した基礎・基本の姿だと思いますがどうでしょうか。
もう1つは、「困ったとき、一人ではどうにもならないときに、誰かに相談したり助けを求めたりできること、そしてなんとかやりぬく」ことです。自分で何もしないうちから人に頼るようではどうかと思いますが、どうしようもないときに勇気を出して人に助けを求め、やり遂げることも、立派な自立した姿といえるのではないでしょうか。みなさんは、どう思いますか。
残りの学校生活も、1ヶ月になりました。それぞれが今やるべきことを周囲の人たちとうまく関わりながら進め、自分の力でできることを1つ1つ増やしていってください。3年生は特に、苦しいときですね。同じ立場にいるクラスのみんなや先生と励まし合いながら、この時をやり抜いてください。受験も、自立にむけた誰もが経験する試練と言えるかもしれません。先生方と共に、本年度最後までやり抜き、いい修了式・卒業式が迎えられればと思います。