昨日より、令和3年度最後の学期、3学期がスタートしました。世間は、ここ数日間でまた心配される状況になりつつあります。そんな中ですが、今までの経験を踏まえ、常に前向きに、チームで教育活動を進めていければと思います。3学期始業式では、新年のスタートにあたり、各自が決心したであろうそれぞれの「何を」について、是非実現してもらいたいという思いで話をしました。確認していただければ、ありがたいです。本年も、引き続きよろしくお願い致します。
<校長式辞>
今日から、3学期が始まりました。2学期終業式を終えたのは、ほんの2週間前ですが、・・・この2週間で世間は、2021年(令和3年)が、2022年(令和4年)の新年に変わりました。とても寒い、大雪で大変な地域もある中での新年のスタートでしたが、浜松は幸い、初日の出を見ることができましたね。先生方にも初日の出を見に行った人もいたようですが・・・。新年の風物詩である初詣に出向く人の数や箱根駅伝の沿道での声援を送る人々の様子からは、マスクや消毒、手洗いはなくなりませんが、コロナ対して必要以上に恐れないで過ごしていければ・・・というような人々の思いが伝わってくるように感じました。しかし、ここ数日の中で、また、心配な状況も伝えられてきており、コロナ対応に関しては、なくならないと思っていた方がいいくらいかもしれません。
さて、今日の3学期のスタートですが、皆さんの中に、2学期までとは違う、新たな気持ちというか、高揚感みたいなものはあるのでしょうか。3人の代表者のことばからは、それを感じることができよかったです。新年のスタートにあたり、皆さんに聞いてみたいと思います。
・初詣に行った人・・・「神様に、『何を』お願いしたのでしょうか」
・初日の出に行った人・・・「まぶしい朝日に向けて、『何を』誓ったのでしょうか」
・特に出かけてなかった人・・・「自分自身に向けて、『何を』課したのでしょうか」
是非、その『何を』を聞いてみたいところですが・・・。
その『何を』については、自分自身の心の中にしっかり落とし込んで、周囲には秘めておくのもいいだろうし、それとも、言葉に出して他の人にも聞いてもらい、あえて自分を追い込んでみるのも、またいいのかもしれません。いずれにしても、その『何を』を実現するためには、「まず、自分自身が行動しなければ始まらない・前に進めない」のではないでしょうか。最初から、人に何かをしてもらおうというような他力本願・依存するという姿勢では、なかなか実現は難しいように思います。まず、自ら行動するというその姿から、一緒に行ってくれる仲間や助けてくれる人が自然に現れてくるように思いますが、どうでしょうか。是非その『何を』を実現する年にしてください。
「今の学年のまとめをする」「次の学年(3年生は、新たな進路先)への準備をする」「みんなで楽しく、最後のいい時間を過ごす」3学期です。やり残しのない、学習面、生活面をはじめとするすべての活動・・・最も大切な人間関係においてもしっかりけじめをつける、そんな悔いのない、短くても意味のある学期を過ごしていきましょう。以上で、3学期の始業式のことばとします。