会:150周年ってすごいですね!
校:「わがまち神久呂」という本をご存じですか?
会:えー知らないです。
校:浜松市のHPでも読めるのでぜひ読んでみてください。各町の歴史も、昔話も、本当によくまとめられていて、地域を大事
にしているのがよく分かりますよ。
会:明治6年と書いてある!あっ、学校教育目標についても書いてありますね。
校:歴史を感じますね。
今、文科省が出している子供像と、この学校教育目標「気づき・考え、行動する」子は、全くリンクしています。
会:浜松市のキャリア教育ともリンクしていますよね。
校:平成9年の時点で、この学校教育目標を決めたこと、そして、ずっと続けてきたというところが神久呂地域はすごいと思います。
会:この本を読むと神久呂のことにすごく詳しくなりますね。
150周年では、どのような行事を計画されているのですか?
校:来年度のことなので、まだ決まっていないんですけど、たとえば有名な音楽隊に校歌を演奏してもらって、コロナが収まっていたらみんなで校歌を歌えたらいいなあ、なんて思いますよ。
あと、100周年、120周年の石碑があるので、150周年もモニュメントのようなものが作れたらいいなあと思っています。
会:120周年とか、周年記念の行事を経験した人が、今、学校内にいないのでいろいろと難しく感じるところもありそうですね。
校:そうですね。大変ですけど、できる範囲で心に残る行事をやりたいですね。
会:人文字の航空写真とか?
校:そうですねえ、校庭の状況が許せば…。いろいろとアイデアを出していきたいですね。
会:タイムカプセルとか、どうですか?お金もあまりかからないですし。
校:モニュメントを作って、毎年卒業時に入れて、20歳のときに開けるという風にしている学校もあるようですね。卒業生が入れて、次の年も入れて、と中身が増えていきそうですけど、20歳になったら出すということにすれば、いつも卒業生の思いが一定量そのモニュメントに入っているという…。そうしたら、ただの周年石碑じゃなくて愛着のあるモニュメントになるのかなと。
会:それ、いいですね。
校:150周年を迎えるにあたり、いろいろと情報収集する中で、神久呂地域の良さをひしひしと感じています。前任の校長先生からも言われましたが、神久呂の良さや伝統をしっかりと継承していきたいですし、次の校長先生にもつなげていかないと、と使命感を感じています。
私たち教員は、異動で職場が変わってしまいます。しかし、神久呂地域の皆様が子供たちを育てようとする意識や仕組みがあるので、そもそもコミュニティ・スクールをこれまでもやっていた、と言ってもいいかもしれませんね。
会:なるほど。そうなんですね。
校:150周年行事については子供たちの柔軟な発想も汲んでいきたいですね。
思い出に残る周年記念にしたいなと思っています。
終わり
取材:令和4年7月5日神久呂小学校校長室にて
校長:山田英明先生
PTA会長:川尻尚純さん
企画・撮影:PTA広報部 石田里江 野沢亜紀 松下香
構成・編集:PTA副会長 菊池千波