10月「朝会」

2025年10月28日
    今朝は、10月の「朝会」を体育館で行いました。子供たちが給食の食べ残しについて考えられるよう、校長から講話がありました。校長の話の後には、校歌を歌いました。今日も代表の6年生が、双葉小学校校歌の好きなところを紹介してくれました。おかげで、全校の素敵な歌声がいつも以上に体育館に心地よく響きました。

    【校長の話】
    朝夕は涼しくなり、日中の暑さも和らいで、過ごしやすい秋を感じるこの頃です。
    9月の朝会で私は、『聴く』についての話をしました。
    「『自分も相手も幸せになる話の聴き方ができる』ところが、ふたばっ子の自慢の一つ。『聴く』ことを大切にして残りの2学期を過ごしてください。あなたは成長できます。そして、幸せになりますよ。」と伝えました。今も皆さんが、自分も相手も幸せになる話の聴き方ができていて嬉しく思います。
     
    さて、今日は給食の話をします。
    給食は給食の先生方が、皆さんの健康と幸せのために、一生懸命心を込めて作ってくださっています。ところが先日、給食の後に配膳室を覗いたとき、私はとても悲しい気持ちになりました。それは、たくさんのパンやおかず、牛乳が残っていたからです。驚きました。そして、皆さんが給食をしっかりと食べられているのか、健康に過ごせているのか心配になりました。
    皆さんは、給食の配膳のとき、自分が食べられる量を決めて、増やしたり減らしたりして食べ始めると思います。たくさん食べられる子は、お代わりもしていますね。それなのに、こんなにもたくさんの残菜・・・どうしてだろうと思いました。
     
    給食は、栄養のバランスを考えて作っています。皆さんは、献立表を見たことがありますね。米や野菜、肉、魚、果物など、たくさんの食材が使われています。皆さんの健康のため、成長のために、大切な栄養がいっぱい入っています。食べる量が少なかったり、食べ残してしまったりすると、必要な栄養が十分に摂れないということです。それが毎日続くということは、皆さんにとってよいことではありませんね。
    また、米や野菜、肉、魚、果物など、元は動物・植物です。つまり、私たちは、生きていたもの、命があったものを食べて、毎日元気に過ごせているということです。皆さんは、食事の前に「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をします。それは、料理を作ってくれた人などに、ありがとうの気持ちを伝えるためにも言いますが、食材になった生き物に「命をいただきます、ありがとう。命をいただきました、ごちそうさま。」と感謝の気持ちを表すという意味でも言っているんです。
     
    自分の健康のため、体の成長のために、自分で食べる量を決め、決めた量は残さずに食べるようにしましょう。それが、食材になった命に対して感謝することにもなります。双葉小学校で、ごみになってしまう残菜が減るといいなと思っています。