5・6時間目、「防災オリンピック」を、学校運営協議会とPTAの共催で実施しました。
この授業の目的は、
・防災について、自分たちでできることを考える
・災害発生時に、自分たちは何ができるか、何をすべきかを考える
・ここで起こり得る災害は何かを想定する。 です。
計画当初は、講話と講座別学習を行う予定でしたが、浜松市内の新型コロナウイルス感染症拡大の状況などを考慮し、講話のみによる学習となりました。
5時間目は、東日本大震災の際のボランティアに参加した方による講話でした。
2年生は体育館に集まり対面で講話を受け、1年生は校内リモート中継により教室で各自のタブレットによる視聴となりました。
南三陸町や気仙沼市を訪れた際に撮影した写真からは津波の恐ろしさを感じました。
そして、ボランティア経験を通して感じた、「人と人は笑顔でつながる」「まずは行動してみる」といった重みのある一言を聞きました。
感想には
「あの時に、現場ではここまでのことが起きているなんて知らなかった。」
「誰かの力になりたいと思うだけでなく、行動に移すことのできる人間になりたい。」
「自分で自分を守るために、家族で相談したいです。」
などがありました。
6時間目は、学校運営協議会委員による、2年生を対象にした講話「麁玉地区で起こり得る災害について」を聴きました。
「もし、南海トラフ巨大地震が発生したら?」という問いかけから始まった講話では、麁玉地区は震度6~7の揺れに襲われる可能性があること、家具や家電が倒れるだけでなく地震火災発生の危険が高いことなど、具体的な話がありました。
この講話を受けて、今、自分ができることとして
「家の食料や水の備蓄を増やす。」
「通学路の付近に、危険な場所がないか考える。」
「自分の家の周りについて、ハザードマップをつくる。」
「家の人に今日のお話の内容を伝えて、家具の固定をする。」
「非常持ち出し袋を整えておく。」
などが出ました。
家族の方に今日の講話の内容を伝えながら、防災について話し合うきっかけとしてみましょう。