麁玉中学校では、「他教科の指導を自分の指導に生かす」「自分の授業では見えない生徒のよさを見つける」などのねらいで、教員同士がお互いの授業を見て学び合う「校内OJT研修」を実施しています。
本日は、2年生理科と1年生国語の授業が公開されました。
2年1組の理科「電流とその利用」の授業です。
本時の目標は「静電気がたまっている物体の間にどのような力がはたらくかを調べ、ワークシートに記入する。」
ストローとティッシュの摩擦によって静電気が発生することを、実際に確かめました。
ストローに吸い付くティッシュを見て、「うぉぉ」という自然などよめきが起こりました。
その後、電気の性質について、次のようにワークシートにまとめました。
①電気には(+)と(-)がある。
②同じ種類の電気の間にはしりぞけ合う力がはたらく。
③異なる種類の電気の間には、引き合う力がはたらく。
「ストローとティッシュは異なる種類の電気が発生しているからくっつきやすくなるんだ。」の一言に、授業の成果が感じられました。
授業を参観した教員からは、
「実験(体験すること)が大きな意味を持つ。」「生徒の『わぁ』や『なるほど』を大切にしたい。」という意見が出ました。
1年2組の国語科、題材は「少年の日の思い出」、本時の目標は「『少年の日の思い出』を読んで書いたお互いの感想を読み合って比較し、友達が書いた感想の良いところを探そう。」です。
友達の書いた感想を「共感できるところ」「なるほどと思ったところ」の視点で読み伝え合った上で、「こうしてみたらというアドバイス」を書きました。
アドバイスが書き込まれた感想文が配られると、真剣な表情で目を通しました。ピーンと張り詰めた緊張感のある空気が生まれました。
その後、さらに意見を交換することで、ほっとした雰囲気の明るい教室に変わっていったことが印象的でした。
寒い日が続きますが、「あゆみ」を止めずに学習に励む麁中生、そして教員です。
明日は2年生英語科の授業が公開予定です。